レッドブルF1のペレス、2021年ハイライトはメキシコGPでの表彰台獲得「いつかホームレースで優勝したい」

2022年1月12日(水)6時47分 AUTOSPORT web

 セルジオ・ペレスは、レッドブル・レーシングでの波乱万丈の1年目を耐え抜いたが、彼には永遠に大切にしていく2021年の記憶がひとつある。


 ほぼすべてのドライバーがそうだったように、ペレスもシーズン中のほとんどの間、ずば抜けて速いチームメイトのマックス・フェルスタッペンを下回っていた。それでもペレスはドライバーズ選手権において190ポイントを獲得し、結果としてその活躍がフェルスタッペンの世界タイトル獲得を手助けした。


 ペレスは第6戦アゼルバイジャンGPでレッドブル移籍後の初優勝を記録したが、それは彼のシーズンのハイライトではなかった。代わりに31歳のペレスは、メキシコで行われた母国レースでの表彰台獲得を、2021年の感動的なクライマックスとして挙げた。

2021年F1第18戦メキシコGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)


「あれは僕自身と僕のキャリアにとって、とても素晴らしい瞬間だった。なぜなら、キャリアの初めからずっと僕と一緒にいた人々が全員(あの場に)いたからだ」とペレスはタグ・ホイヤーの『The Edge』に語った。


「そして昨年(2020年の終わり)にはシートがなかったという事実を忘れることはできない。レッドブルがチャンスをくれなかったら、多分F1での僕のキャリアは終わっていただろう」


「僕のファンたち、観客、家族、また最初からずっと一緒だった仲間たちがいた。そして最初から僕のキャリアを一番に支えてきてくれたカルロス・スリムがトロフィーを渡してくれたから、僕たちふたりにとってかけがえのない、特別な瞬間だった」


「素晴らしかったけれど、それだけでは十分ではない。僕はいつか自分のホームグランプリで優勝したい」


 過去と、2020年後半に経験した不安定な時期を振り返ったペレスは、人は困難な時期からより深く学ぶことができ、忍耐と粘り強さは報われるということに触れた。


「僕は難しい時期により深く学ぶことができると常に思っているし、一番大切な事は諦めず常に前を向いていることだと思う」


「いつだって新しい機会が訪れるし、新しい日が始まる。そして明日はもっと上手くやることができるんだ」

2021年F1第18戦メキシコGP表彰式 カルロス・スリム&セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第18戦メキシコGP 3位のセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が息子と喜びを分かち合う

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