ニスモ専用チューニング満載。ニッサン/NMC、フォーミュラE技術を活かした新型『アリア・ニスモ』を初公開
2024年1月12日(金)10時43分 AUTOSPORT web
1月12日、日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、千葉県の幕張メッセで開催されている東京オートサロン2024において、新型ニスモロードカーの『アリア・ニスモ』を初公開した。
ベースモデルの『アリア』は、力強い加速と滑らかな走り、EV(電気自動車)ならではの静粛性と、心地よい室内空間を兼ね備えた、スタイリッシュで革新的なクロスオーバーEVモデルだ。
アリア・ニスモは、ニッサンの電動駆動四輪制御システム“e-4ORCE”モデルをベースに、風格と高い空力性能を併せ持つ新世代EVニスモのデザインをまとう。車両はニスモ専用チューニングが生み出す高次元のハンドリング性能と爽快な旋回性、伸びのある加速などを味わえる、“EVニスモ”のフラグシップモデルとなる。
ベースモデルに対し最高出力を約10%向上させ、専用の加速チューニングが施されたというアリア・ニスモは、ベースとなるアリアが持つ動力性能をさらに引き上げ、「気持ちのよい加速」を実現している。
加えて施された専用の“ニスモドライビングモード”では、レスポンスを最大化し、EVならではの加速力をフルに発揮するためにチューニング。また、アリア・ニスモ専用のタイヤと軽量かつ高剛性な20インチアルミホイールを装着するとともに、シャシーを構成する各部品にも専用チューニングを施すことで、車両の安定性と回頭性を高め、軽快でなめらかな走りを披露するという。
さらに、電動駆動四輪制御技術にニスモ専用のチューニングを施した『NISMO tuned e-4ORCE』を採用。このシステムでは、限界走行時においてもより高いライントレース性を実現し、思いどおりのコーナリングを可能にした。
迫力あるエクステリアでは「アリアの上質さと空力性能を向上させるニスモらしいダイナミズム」を体現。空力性能を向上させるため、レースカーの知見を数多く取り入れ、EV車両として特に重要な空気抵抗の低減とダウンフォースの向上を高い次元で両立している。
なお、ニッサンの電動モータースポーツ活動といえばフォーミュラEが代表されるが、このアリア・ニスモにもフォーミュラEマシンの高揚感を彷彿とさせる“EVサウンド”を感じることができるとのことだ。
高い質感と高揚感を誘うデザインを採用したインテリアには、ニスモ専用シートが奢られたアリア・ニスモ。正式発表は2024年春が予定されている。