【WBC】ドリームチームに一抹の不安 「決めきれない男」栗山監督に心配の声

2023年1月12日(木)11時39分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 最強侍にまた一人、メンバーが加わった。かねてから注目されていた日系2世のラース・ヌートバー外野手(25=カージナルス)を侍ジャパンに招集することを決定。侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が明言した。

 ヌートバーは昨季108試合に出場、打率・228、14本塁打、40打点の成績を残した。強肩でも知られ、センターラインを固める選手として期待が高まる。

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 一方、11日に行われた代表メンバーの選考会議でもまだ決めかねているメンバーに関して、最終決定は下せなかったという。「ある程度、メンバーの方向性を出したいと思っていたが、なかなか決まらない」と栗山監督は苦悩を明かす。

 すでに大谷(エンゼルス)を含む12人の先行メンバーが発表されており、ほかにもこの日のヌートバーや山田、中村(ヤクルト)、大勢(巨人)、湯浅(阪神)、吉田(レッドソックス)の選出が内定済み。足のスペシャリストとして周東(ソフトバンク)の選出も確実視されている。

 大谷やダルビッシュも参戦と正にドリームチームの様相を呈しているチーム編成について熟考を重ねるのは当然としても、「(メンバーが)決まらない」を繰り返す栗山監督には心配の声もある。

 「直前まで選手のコンディションなど見定めたい気持ちはわかるが、選ばれる選手の準備もある。栗山監督といえば、取材側の経験も長く、選手との関係性を作るのはうまいが、国際大会ではときに予想外のことも起こり、そのときどきで対応が迫られます。果たしてプレッシャーがかかる勝負の世界で冷静に戦力分析を行い、非情に徹しきれるのか。最初のメンバー選考の段階でこれだけ悩む姿を見せられると、少し不安に感じる部分もあります」(放送関係者)

 すでに最終メンバー選考においては、かつて侍ジャパンの指揮を執り、親交の深い原監督にも相談を持ちかけたことも明らかになっている。

 その原監督はWBC第2回大会で不振のイチローを最後まで先発メンバーから外さず、最後に決勝適時打と最高の結果に結実させた。一方で投手陣においては抑えで不安定さを見せていた藤川に代わって、準決勝からはダルビッシュを抑えとして起用するなど、柔軟な起用で世界一に導いたことも知られている。

 いかに最強メンバーがそろってもどうチームを動かすかは栗山監督始め、首脳陣の手腕にゆだねられる。3大会ぶりの王者奪回が期待される今大会。今後も栗山監督の言動含め、様々な視点で注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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