井上尚弥を「袋叩きにしてやる」 悪童ネリ、“東京決戦”に向けて早くもヒートアップ「イノウエは過大評価されている」

2024年1月12日(金)16時0分 ココカラネクスト

打倒・井上に向けてネリは自信を漲らせている。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、(C)Getty Images

 ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者である井上尚弥(大橋)との一大決戦に向けた交渉が進展するなか、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)は、まさに“舌”好調。早々とトラッシュトークを展開している。

 今年5月に日本での井上戦実現が囁かれているネリ。昨年11月にWBC年次総会で指名挑戦者となった29歳にとっては、言わずもがなの大一番であり、正式発表を前に鼻息は荒い。

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 現地時間1月11日にメキシコのボクシング専門ポッドキャスト番組『Un Round Mas」に出演したネリは、「俺はイノウエを袋叩きにして、出し汁かなんかにしてやる」と豪語。挑発的な言動で“打倒・モンスター”を誓った。

 もちろん、井上は現時点でスーパーバンタム級の完全王者だ。「悪童」の異名を持つネリもそこにリスペクトがないわけではない。「イノウエはとてもタフだし、おそらく人間的にも悪い奴じゃない。非常に強くて、とてもタフな挑戦だ。それは俺も理解している」と語る。

 それでも2020年にスーパーバンタム級に転級して以来、黒星を喫しながらも、着実に声価を高めてきたネリは「俺はあいつに勝つ自信がある」と断言。そして、井上に対する自己評価を続けている。

「イノウエは過大評価されているよ。あいつが対戦してきた相手を見ると、(スティーブン・)フルトンや、バンタム級の(ジェイソン・)モロニーがいる。そのなかで、最も強かったのはフルトンだろうね。ただ、あの試合には正直言って失望した。フルトンは金をもらいに行ったんだよ。パンチを少し受けただけで、リスクを冒さずに逃げたんだ。『イノウエ戦後はフェザー級に上げるぞ』ぐらいに考えていたんだろうと思う」

 敬意を示しつつも、「過大評価されている」と井上を煽ったネリ。過去に井上を挑発し、怒らせた相手は、そのほとんどが返り討ちにあってきたが、果たしてどうなるか。交渉が最終調整に入っているとされる5月の東京決戦の正式発表が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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