元ブラジル代表DFミランダが現役引退…アトレティコではリーガ制覇、ロシアW杯にも出場

2023年1月12日(木)16時18分 サッカーキング

サンパウロでキャリアを終えることとなったミランダ [写真]=Getty Images

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 サンパウロに所属している元ブラジル代表DFミランダが11日、現役引退を発表した。

 現役引退に際し、ミランダは自身の公式Twitter(@miranda023)を更新。これまで所属してきた全クラブ、そしてブラジル代表のユニフォームに袖を通して思い出を振り返る動画とともに、「この瞬間がやってきた。これまでに僕を支えてくれたすべての人に心からの感謝を伝えたい。サッカーへ、本当にありがとう。歴史は受け継がれていく」とメッセージを綴った。

 ミランダは1984年9月7日生まれの現在38歳。コリチーバの下部組織出身で、2004年にトップチームデビューを飾った。リーグ・アンのソショーを経て、2006年夏からはサンパウロでプレー。母国の名門で守備の柱に君臨し、2006シーズンからのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)3連覇に大きく貢献した。

 2011年夏にはアトレティコ・マドリードへ完全移籍。加入直後から定位置の座を掴み、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン(現:ベレス・サルスフィエルド)と安定感のあるコンビを形成。堅守を誇る“シメオネ・アトティコ”の象徴として活躍を続けた。同シーズンはヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献。2012−13シーズンはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝戦のレアル・マドリード戦で延長戦に決勝ゴールを決め、クラブを17シーズンぶりに同タイトル獲得へと導いた。翌2013−14シーズンはラ・リーガ32試合の出場で2ゴールを挙げ、18シーズンぶりとなるラ・リーガ制覇の原動力に。同シーズンはチャンピオンズリーグでも決勝戦まで駒を進めた。

 2015年夏にはインテルへと完全移籍。インテルでは4シーズンにわたってプレーし、公式戦通算で121試合に出場した。その後は中国の江蘇蘇寧(現江蘇足球)に加入し、2020シーズンは中国スーパーリーグ優勝に貢献。親会社である『蘇寧グループ』の経営悪化によりクラブの活動が停止し、契約解除に至った後は、古巣のサンパウロに復帰していた。サンパウロでは公式戦通算で238試合に出場して9ゴールを記録している。

 また、ブラジル代表としては2009年4月の代表デビュー以降、コパ・アメリカ2015やFIFAワールドカップロシア2018などの主要大会に主力として出場。コパ・アメリカ2019では優勝も経験した。


【動画】ミランダが現役引退を発表

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