SB近藤 「優勝請負人」となれるか 早くもささやかれる「2つの火種」

2023年1月13日(金)11時35分 ココカラネクスト

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 日本ハムからFA移籍したソフトバンクの近藤健介外野手(29)が12日、鹿児島・徳之島で自主トレを公開した。

 勝負の年に向けて、気合十分だ。通算打率3割7厘を誇る球界きってのヒットメーカーはまず3月に控えるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に関して「ここまで成長させてもらって選んでいただいた。しっかり貢献できるように」と日本ハム時代の恩師でもある侍ジャパンの栗山監督に恩返しを誓った。

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 また自身の目標に関しては「全試合出場をまだしていないので、そこで貢献したい。離脱なく戦いたい」と高い意識を掲げた。

 ほかにも長打率を高めることも目標にあげるなど、ソフトバンクにとっては3年ぶりV奪回のための「優勝請負人」として力強い言葉を口にした。

 一方で乗り越えるべき、「壁」もささやかれている。まずは「WBC余波」だ。

 「かつてWBCに出場した多くの選手が認めたことですが、大会が行われる3月に1度ピークを持っていって、そのままシーズンを通して戦うのがいかにきついか。この点をいかに克服するかが注目されそうです」(放送関係者)

 目標に掲げる全試合出場を果たすために、より強靭な肉体作り、コンディション調整が鍵を握りそうだ。

 さらに7年総額50億円という超巨額契約に伴う「代償」もある。近藤をめぐっては、今オフ、楽天をのぞくパ・リーグ5球団の争奪戦となったが、結局マネーゲームの様相となり、各球団、手を引かざるをえなかった背景もある。

 「表立ってはどの球団もいいませんが、獲得が叶わなかった各球団が『打倒近藤』で向かってくるのは間違いなさそうです。柳田の前を打つとされる近藤を抑えられれば、それだけ得点力も抑えられます」(同)

 3年ぶりのV奪回に臨むソフトバンクではFAで獲得した近藤に関してすでに藤本監督が「3番・左翼」の構想を明かしている。強打者、柳田の前にチャンスメイクされると怖いが、逆に抑えられれば、柳田を孤立させられるとあって、各球団「近藤封じ」に臨むというのだ。

 当然近藤もこれらの障壁は頭に入っているだろう。ソフトバンク元年となる新ヒットマンの動向に今年は注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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