「頼むから大谷にぶつけないで!」同地区アスレチックス入りの藤浪晋太郎にファンは戦々恐々

2023年1月13日(金)15時48分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している阪神・藤浪晋太郎が、アスレチックスと1年契約で合意したと報じられた。米メディアなどによると、1年契約で、年俸は325万ドル(約4億1900万円)。阪神での昨季年俸4900万円から、破格の大幅アップとなった。

 アスレチックスといえば、大谷翔平が所属するエンゼルスと同じア・リーグ西地区。23年開幕戦をはじめ、シーズン13試合での対戦が組まれている。高校時代から比較されてきた同学年の2人だけに、舞台をメジャーに移しての再戦に期待が高まる一方で、SNSにはシビアな書き込みもあった。

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「藤浪にはどうしても頭部付近へすっぽ抜けを投げるイメージがある。頼むから大谷にはぶつけないでほしい」

「大谷は世界の宝。コントロールが悪いときの藤浪と対戦させるのは正直怖い」

 制球難が課題の藤浪が、大谷に対して「危険球」をぶつけるのではないかという一部ファンの指摘だ。藤浪は最速160キロ超の直球と、スプリットなどの変化球を操り、素材は一級品。だが制球の不安定さが、近年伸び悩みの原因となっていた。課題解消に取り組むが、メジャーでは滑りやすいボール、硬いマウンドという難題が待ち構えており、「悪癖」が再発しないとも限らない。

 2人の直接対決は、2012年のセンバツ甲子園1回戦。大阪桐蔭エース藤浪と、花巻東エース大谷が投げ合い、ともに150キロをマーク。試合は9対2で藤浪の大阪桐蔭が勝利し、春夏甲子園連覇への足がかりとした。投手で9失点した大谷だが、打者では藤浪から右翼に特大先制弾を放っている。

 互いに高卒ドラフト1位で藤浪は阪神に、大谷は日本ハムに入団。プロでは2013年5月26日に甲子園で1度だけ対戦がある。「5番右翼」で出場した大谷が、先発した藤浪から左飛、左二塁打、右二塁打と3打数2安打。試合は7回1失点で藤浪が勝ち投手だった。公式戦での投げ合いはなく、2014年オールスター第2戦(マツダ)で2人が先発。1回1失点の大谷が勝ち投手、2回4失点の藤浪が負け投手になった。

 高校、プロ野球から続く2人の物語は、ついにメジャーの舞台へ。二刀流でスーパースターとなった大谷に「あまりにもすごすぎる。異次元」と藤浪。「対戦できたらうれしい」と直接対決を心待ちにしているが、そのときは藤浪の手元が狂わないことを全力で祈りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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