送球難克服を目指すウォーカーが秋季練習で行った“珍練習” 川相コーチが発案の意図を明かす「きっかけは散歩」

2023年1月13日(金)16時30分 ココカラネクスト

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 2017年以来、5年ぶりのBクラスに低迷した昨季の巨人。大黒柱の坂本勇人が怪我で長期離脱するなど苦しい1年だったが、その中でも足を引っ張ったのが守備だ。2021年シーズンは45失策だったが、今季は阪神に次いでリーグワースト2位の82失策と倍増した。

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 そんな守備面を改善し、V奪回を目指す巨人は、昨季までフォーム総監督を務めていた川相昌弘コーチを1軍総合コーチとして招聘した。川相コーチは、同じく1軍打撃コーチに就任したデーブ大久保氏のYouTubeチャンネルに出演し、現在の巨人の守備について語った。川相コーチはコーチ就任の要請時に「特に今年は守備があまりよくなかった。技術的な部分で守備を立て直してほしい」と話をされたことを明かし、守備面の改革を任されていることを述べた。

 守備面で特に苦戦したのが、昨季から加入したアダム・ウォーカー。打率・271、23本塁打と打撃面では存在感を発揮したものの、スローイングに難があり、守備で足を引っ張ってしまう場面もあった。昨季まで外野守備走塁コーチを務めていた亀井コーチの熱心な指導もあり、徐々にではあるが守備面での成長も見られるが、さらなるレベルアップのため、昨オフの秋季練習にも参加していた。

 秋季キャンプではウォーカーがスローイング向上のためにある“珍練習”をしていた。それは小さなどんぐりをひたすらに投げ込む“どんぐりスロー”である。

 川相氏は動画内で、その意図について語った。「よみうりランド(ジャイアンツ球場)のロッカーになんでどんぐりがこんなにあるんだ」とデーブ大久保氏が話を振ると、「秋になると散歩するじゃん。そしたら家の周りにどんぐりがいっぱい落ちていて、ふとつかんで投げていた」と珍練習発案のきっかけは散歩であったことを明かした。その際に「これって内野のスローイングと一緒だなと思って、勝手に研究していた」と守備の動作に共通点があったために練習に取り入れたようだ。

「プロ野球選手だけど遊びの中で動きを覚えていったっていいんじゃないかなって思う」と川相コーチは語ったが、今季の巨人は課題の守備面を改善し、セ・リーグ制覇を目指す。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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