原巨人 グリフィン獲得で追い込まれる「選手の名前」

2023年1月13日(金)11時58分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 オフに入って精力的に外国人選手の補強を続ける巨人でまた一人、心強い援軍が加わった。

 巨人は12日、フォスター・グリフィン投手(27=ブルージェイズFA)と契約合意したと発表。150キロ超の直球と鋭いカットボールが持ち味の190センチ左腕の加入で投手陣に厚みが増すことが期待される。

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 グリフィンは今季メジャーではロイヤルズで5試合、7月にブルージェイズに移籍後に1試合と計6試合に救援登板し、0勝0敗、防御率8・53の成績に終わっていた。一方、3Aでは2球団で計38試合に登板して6勝0敗1セーブ、防御率2・10と結果を残していた。

 チームではすでにオフに入って、助っ人左腕としてヨアンデル・メンデス投手(27)も獲得。昨季のチームは左腕不足が目立ったとあって、両助っ人左腕に加えて、成長が期待される井上など今季は左腕の充実が期待できそうだ。

 補強ポイントを着々と埋める一方で、チームでは追い込まれる選手も出てきそうだ。

 「昨年監督があれだけ左腕が足りないといっている中で、存在感を発揮できなかった投手にとっては今季はよほど頑張らないと苦しいシーズンになるかもしれない」(球界関係者)

 復活が期待されている左腕といえば、21年シーズンはチーム勝ち頭となる11勝をあげ、ブレイクが期待された高橋優貴投手(25)がいる。しかしその高橋は昨年は開幕直後からつまずき、10試合に登板し、1勝5敗の防御率5・40と不本意なシーズンに終わった。9月に左ひじの手術も行い、現在は育成契約としてリ・スタートを誓っている。

 ほかにもチームの左腕といえばリリーバーとして存在感を発揮していた大江、中川もいる。

 「左腕不足といわれる中、ファームでもなんとか大江をあげようと努力していたが、なかなか調子が上がらなかったと聞く」(同)

 大江は20年は43試合、21年は47試合とチームを支えたが、昨年は3試合登板にとどまった。

 また、中川に関しても昨年チームが不振に陥ったのは、ビエイラ、デラロサ、中川とこれまでチームを支えてきた「勝利の方程式」の終盤のリリーバーがそろって機能できなかったことも響いたとされる。中川は昨年、コンディション不良で1軍登板なしに終わっている。

 これまでチームを支えてきたタフネス左腕も、そろそろ巻返しを図らないと厳しい立場に追いやられそうだ。

 昨季は先発、中継ぎともに不振にあえいだ投手陣をいかに立て直すかはチームの最大の課題ともいえる。新加入の外国人投手の活躍とともに、各投手たちの意地を示すべく、パフォーマンスにも期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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