高木豊氏が山田哲人のサードコンバートを予想した理由とは? 2024年版ヤクルト開幕予想オーダー

2024年1月13日(土)13時31分 ココカラネクスト

高木豊氏

 早くも2024年ペナントレースの行方が興味を惹く中、昨年は5位に沈んだヤクルトの巻き返しにも注目が高まっている。2年連続リーグ覇者となったヤクルトは昨年5位と大きく順位を落とした。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで1月12日に「【開幕オーダー】ヤクルトは〝もう山田をセカンドで起用しない?〟西武は外崎を1番で起用したい!2024年の開幕オーダーについて語ります!【ヤクルト・西武編】」と題した動画を更新。昨年ともにリーグ5位に沈んだチームの今季の開幕予想オーダーについて語っている。

【開幕オーダー】ヤクルトは”もう山田をセカンドで起用しない?”西武は外崎を1番で起用したい!2024年の開幕オーダーについて語ります!【ヤクルト・西武編】

 ヤクルトの「1番・センター」には塩見泰隆を予想。昨年チームが苦しんだ背景にはリードオフマンの塩見がコンディション不良などでしばしば抜けた影響も指摘されているとあって、「お前がいなきゃ始まらないみたいな感じの選手だから」と今季こそ離脱することなく、フル出場することを望んだ。

 「2番・ショート」には長岡秀樹を指名。一時ブレイクを果たしたが、昨季は再び成績を落とした。若き1、2番が先頭に立ってチームを盛り上げていくことを期待した。

 さらに注目は3番に「サード・山田哲人」とした点。プロ入りから守るセカンドからのコンバートを予想した意図に関しては、今年プロ14年目を迎える山田に関して肉体的負担軽減を目的とした上でサードへのコンバートを提言した。山田は7年契約の3年目となる2023シーズンは105試合に出場し、打率・231、14本塁打、40打点。レギュラー獲得して以来、打率はワーストの成績に終わっていた。昨春のWBCにも侍ジャパンの一員として出場と長いシーズンとなったことで肉体的負担もあったことも影響を与えたとされる。

 さらにこの動きに伴って、ここまでサードを守る村上宗隆をレフトへ動かすとした。これはメジャー移籍を視野に入れる村上に関して、サード守備では苦しんでいることもあり、メジャー球団からの評価をあげるためにも「(今季)レフトをやらせておいてあげるほうが俺はいいのかなと思って」とコンバートの理由を語った。

 当然、チーム構想は分からないとしながら、あくまで私見とした上で主力2人のコンバート予想を行った。

 続く「5番・ライト」にはサンタナ、「6番・キャッチャー」を中村悠平とした。中村に関しては様々なチーム打撃が期待できるとして、つなぎの6番としての役割を期待した。

 
 「7番・ファースト」をオスナとした上で「8番・セカンド」を武岡龍世とした。開幕投手には右腕エースの小川泰弘を指名した。

 今回のオーダーに関して主力の山田、村上のコンバートを予想したことに高木氏は「年齢とともにポジションも考えなきゃいけない」と説明。日本一チームの阪神も遊撃の中野拓夢を昨年は二塁にコンバート。守備の負担を減らし相乗効果をもたらしたことで、トリプルスリー男で知られる山田も近年は打撃で結果を示せていないとあって、発想の転換を求めた形だ。

 高木氏は山田のサードコンバートに関して、当初はとまどうことも想定しながら、仮に実現すればチームにとっても大きな効果をもたらすと見る。

 動画内では西武の開幕予想オーダーについても語っている。

 V奪回を目指すヤクルトにおいては、今季もキャプテンを務める山田の復調がチーム浮上の大事な鍵を握ることは間違いない。高津臣吾監督がいかにチームを動かしていくかも含め、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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