アジア杯に臨む森保ジャパンの”弱点”をベトナムメディアが指摘 FW、負傷者、そしてGKを懸念材料と主張「3人を合計してもわずか5回だ」

2024年1月13日(土)15時0分 ココカラネクスト

鈴木のポテンシャルは確か。あとは経験を積んで熟練度を増したい(C)Getty Images

 いよいよ開幕したアジアカップで、森保一監督率いる日本代表は現地時間1月14日にグループリーグ初戦、ベトナム代表戦に臨む。

 今大会の優勝候補筆頭との呼び声も高い森保ジャパンは、9日に行われたヨルダン代表とのトレーニングマッチでも6-1で勝利したことが伝えられるなど、大会本番を前にしてもこれまでの強さを維持していることは明らかだ。5度目の大会制覇を目指す日本は満を持して迎える初戦、ベトナム代表から勝ち点3を奪いに行くことが予想される。

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 だが、ベトナム国内では、日本のウィークポイントの分析なども行われており、侮れない相手であることも間違いない。ベトナムメディア『Tuổi Trẻ』は現地時間1月12日、「アジアカップで日本に弱点はあるのか?」と銘打ったトピックを配信。日本対ベトナム戦について同メディアによる見解を綴っている。

 その中で日本チームの顔触れについて、遠藤航や三笘薫、久保建英などの名前を挙げ「数々の有名クラブの主力となるクオリティスターを多数保有している」としながらも、「しかし、日本には他チームと渡り合えるほどのハイクラスのゴールスコアラーがまだ不足しているようだ」と主張。「日本チームのクオリティの高い選手は、ほとんどが中盤かディフェンスにいる」とFW陣のタレント不在を指摘した。

 さらに同メディアは、負傷からの回復を待っている状態の久保と三笘の試合出場の可能性にも言及。「たとえ2人とも日本代表としてグループステージでプレーするまでに回復したとしても、ベストの状態に達するのは依然として難しいだろう」と見通している。

 そしてもう一点、“弱点”に挙げたのがゴールキーパーの経験不足。同メディアは「驚くべきことは、世界ランク17位のチームには経験豊富なゴールキーパーがチームに多くいないことだ」と論じており、今回招集となった鈴木彩艶、前川黛也、野澤大志ブランドンの国際Aマッチ出場数について「3人を合計してもわずか5回だ」と指摘。

 加えて、パスをつないで攻めあがる日本の特徴に触れながら「ゴールキーパーの経験不足は、日本チームの攻撃展開能力を部分的に低下させるだろう」と予想。その上で「ベトナムチームはこれを頼りに日本のパス回路を遮断することができる。そこから、プレッシング能力を制限し、サムライブルーのスペースを活用する機会を増やせるだろう」と分析した。

 今回のトピックでは、「アジアカップで日本に勝てる相手を見つけるのは難しい」などと強さを認めた上で自国代表の勝機を探る内容となっている。日本優位の声が叫ばれる中、ベトナムは初戦での「波乱」を起こすべく、強い意欲ととともに真っ向から挑んでくる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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