レオナルド、セレッソ大阪移籍破談の裏側「移籍金2.1億円オファー・浦和に2.6億円」

2025年1月13日(月)13時12分 FOOTBALL TRIBE

レオナルド 写真:Getty Images

 セレッソ大阪は中国1部・山東泰山からブラジル人FWレオナルド(元ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズ所属)の獲得に失敗した模様。同選手はケヴィン・マスカット(元横浜F・マリノス指揮官)率いる上海海港への完全移籍が決定的だというが、現地メディアがC大阪移籍破談の裏側を報じている。


 レオナルドの去就を巡っては、中国メディア『新浪』が12日に「彼は2024シーズンに期限付き移籍していた浙江と契約延長し、3年以内に中国代表の一員としてプレーすることを望んでいる」とリポート。2026年末で「中国での居住期間が5年以上」という帰化の条件を満たす見込みである一方、記事では「浙江は1人の選手の高額年俸要求がチーム全体の給与バランスに影響を与えることを懸念している」などと、退団の可能性にも触れられていた。


 すると『163新聞』は13日になって「上海海港は移籍金130万ユーロ(約2億1000万円)でレオナルドを獲得した」とリポート。これによると、山東泰山は2021年に同選手を獲得する際、浦和に移籍金として210万ユーロ(当時約2億6000万円)を支払っていたとのこと。契約満了まで残り1年だったため、2024シーズン終了後に完全移籍での放出、移籍金の回収を狙っていたという。


 また浙江は期限付き移籍の延長を望んでいたものの、山東泰山はこれに応じず。「C大阪はレオナルド獲得で合意に達し、公式発表間近だった」というが、土壇場で上海海港が巨額オファーを提示。結局、同選手は上海海港と3年契約を結んだという。


 現在27歳の同選手は、鳥取在籍時の2018シーズンにJ3リーグで得点王に輝くと、新潟移籍1年目の2019シーズンにはJ2リーグで28ゴールを挙げて、再び得点王のタイトルを獲得。2020シーズンも浦和でJ1リーグ2桁ゴールを挙げるなど、日本で順調にステップアップしていたが、2021年2月に中国1部の山東泰山へ完全移籍した。


 ただ山東加入からわずか数カ月で構想外扱いを受けると、河北や韓国1部・蔚山現代、長春亜泰、浙江へレンタル移籍。2023シーズンに19ゴールを挙げると、2024シーズンも29試合の出場で21ゴールと、2年つづけて中国1部リーグ得点王に輝いている。

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