バルサが2度追いつくも…激闘クラシコは延長戦の末レアルに軍配! スーペルコパ決勝へ

2022年1月13日(木)6時33分 サッカーキング

2点目を挙げたレアル・マドリードのカリム・ベンゼマ(写真は8日バレンシア戦のもの) [写真]=Getty Images

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 スーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝が12日にサウジアラビアの首都リヤドで行われ、バルセロナとレアル・マドリードが対戦した。

 レアル・マドリードは19分、GKティボー・クルトワの鋭いスローに反応したのはヴィニシウス。ワンタッチのトラップで相手を剥がし、得意のスピードでカウンターを仕掛ける。最後は逆サイドのマルコ・アセンシオにボールを落とすと、アセンシオは左足でコースを狙ったシュートを放つがボールは惜しくも枠の外に外れた。

 それでも25分、レアル・マドリードが先制点を突き刺す。相手の守備の隙を突いてハーフライン付近でボールを奪うと、カリム・ベンゼマのスルーパスにヴィニシウスが反応しトップスピードで抜け出す。最後は相手DFを抱えながらもボールを流し込んでゴールネットを揺らした。

 対するバルセロナは30分、ウスマン・デンベレのクロスにルーク・デ・ヨングが頭で合わせるが、シュートはGKの正面に飛びゴールを脅かすには至らない。続く32分にも、新加入のフェラン・トーレスがヘディングシュートを放つ。しかしこちらもGKがキャッチしゴールラインを割ることができない。

 徐々に攻撃の時間帯を増やすバルセロナは41分、デンベレのクロスを相手DFがクリアすると、詰めていたルーク・デ・ヨングに当たってボールはゴールへと吸い込まれた。攻撃がなかなか嚙み合わなかったバルセロナだが、なんとか前半のうちに追いつくことに成功した。

 後半はバルセロナペースで試合が進む。フレンキー・デ・ヨングと、前半攻撃面で噛み合わなかったフェラン・トーレスを下げてペドリと20歳のアブデ・エザルズーリを投入。すると49分、ペドリが中央エリア付近からミドルシュートを狙うがわずかにゴール左に逸れる。54分にはレアルDFがクリアしたこぼれ球にデンベレがダイレクトでゴールを狙う。しかしこれもポスト右に外れる。

 対するレアル・マドリードは69分、ベンゼマがエリア内でボールをキープすると左足でゴール隅を狙う鋭いシュート。しかしボールはゴールポストに嫌われ勝ち越し点とはならない。すると72分、ベンゼマのシュートをGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが好セーブで弾くが、こぼれ球にはダニエル・カルバハルが反応。これもテア・シュテーゲンがセーブする。それでも最後はベンゼマが反応して勝ち越し弾。カウンターを起点にチャンスを作り始めたレアル・マドリードが再びリードに成功した。

 一方のバルセロナは84分、ジョルディ・アルバのクロスに途中出場のアンス・ファティがヘディングでコースを変えてゴール。ケガから11月ぶりに復帰した10番がチームを救う同点弾を決めた。

 試合は2−2のまま90分が終了。試合は延長戦へともつれ込む。

 98分、レアル・マドリードが1点を追加する。再びカウンターからチャンスを作ったレアルは4対2の数的優位を作り出す。最後はフェデリコ・バルベルデが流し込んで今シーズン公式戦初ゴール。三度レアルがリードする展開となった。

 バルセロナは100分から分厚い攻撃で立て続けにゴールを脅かすがGKクルトワが連続でスーパーセーブを見せゴールを割らせない。

 試合終了間際にはレアルのロドリゴが決定機を迎えるがGKと1対1のチャンスを物に出来ない。試合はそのまま終了し、レアル・マドリードが延長戦の末に宿敵バルセロナを下し、エル・クラシコ5連勝を飾った。レアル・マドリードは16日に行われる決勝へと駒を進め、14日に行われる準決勝アトレティコ・マドリード対アスレティック・ビルバオの勝者と激突する。

【スコア】
バルセロナ 2−3 レアル・マドリード

【得点者】
0−1 25分 ヴィニシウス(レアル・マドリード)
1−1 41分 ルーク・デ・ヨング(バルセロナ)
1−2 72分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
2−2 84分 アンス・ファティ(バルセロナ)
2−3 98分 フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)

サッカーキング

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