バイエルン、3発完勝でホッフェンハイムを撃破! 7日に逝去したベッケンバウアー氏に捧げる勝利

2024年1月13日(土)6時41分 サッカーキング

ホッフェンハイムを3-0で下したバイエルン [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第17節が12日に行われ、バイエルンとホッフェンハイムが対戦した。

 1試合未消化ながら、ここまで12勝2分1敗の成績を残し、2位につけているバイエルン。前人未到の12連覇を目指すドイツの“絶対王者”だが、現在は首位を走るレヴァークーゼンに勝ち点差「4」をつけられている。韓国代表DFキム・ミンジェがアジアカップで離脱するなか、ホッフェンハイムに勝利して上位チームにプレッシャーをかけたいところだ。

 試合は、立ち上がりからボールを握るバイエルンがホッフェンハイムを押し込む。すると、18分にバイエルンが右サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたコンラート・ライマーはショートコーナーを選択すると、ボールを持ったレロイ・サネがボックス右で待つジャマル・ムシアラに鋭い縦パスを差し込む。角度のない位置からムシアラが振り抜いた強烈なシュートは、左のポストに直撃しながらゴールイン。得点後には、現地時間7日に逝去したフランツ・ベッケンバウアー氏の歌う『Gute Freunde』が、入場時同様にスタジアムへと鳴り響いた。

 37分にもバイエルンがビッグチャンスを作り出す。ホッフェンハイム陣内でボールを失ったバイエルンがすぐさまプレスを仕掛け、ムシアラが横パスをカットする形でボール奪取に成功。そのままボックス手前まで持ち運び、左横にサポートしたサネへと繋ぐと、さらに左横で待つハリー・ケインに短いパスを送る。背後から勢いよく回り込むようにスプリントしてきたラファエル・ゲレイロにボールが渡り、左足でシュートを放つが、ホッフェンハイムのGKオリヴァー・バウマンによってブロックされてしまった。

 後半も、ゲームを優勢に運ぶのはホームのバイエルン。49分に相手のクロスをキャッチしたマヌエル・ノイアーが、前線で待つサネに向けて素早くスローイングを投げ入れる。遅れて駆け上がってきたケインに繋ぐと、ハーフライン付近からDFラインの背後に浮き球のスルーパスを供給。抜け出したムシアラが相手選手とのコンタクトを制し、ゴール前で決定機を迎えるが、猛烈な勢いで戻ってきたスタンリー・エンソキのスライディングによって、シュートまで持ち込むことができなかった。

 56分には、バイエルンが高い位置でボールを奪うと、ケインのマイナスの折り返しに反応したサネが右足でネットを揺らす。しかし、ケインにオフサイドの判定が下されノーゴールに。直後の58分にも、中盤でボールを奪取したムシアラがドリブルで中央を運んで右足を振り抜いたものの、シュートはポストに弾かれ得点には至らない。

 一方のホッフェンハイムは、64分にマクシミリアン・バイアーのヘディング、66分にアンドレイ・クラマリッチによるGKとの1vs1と、連続でチャンスを作るがノイアーのビッグセーブに阻まれ、ゴールを奪えない。65分にも、ボックス内で完全にフリーとなったバイアーが放ったボレーシュートはクロスバーを叩いてしまう。

 そんななか70分、ドリブルで運んだダヨ・ウパメカノから、ボックス正面でパスを受けたムシアラが巧みなタッチでペナルティエリア内に侵入。左で待つサネに繋ぐと、再び折り返しを受けたムシアラが冷静に流し込んで追加点を奪取。立て続けにピンチを迎えていたバイエルンが、貴重な2点目を挙げた。

 その後は、ホッフェンハイムに退場者が生まれ、より一層ゴールに迫るシーンが増えたバイエルンは、90分にケインが3点目を獲得。試合はそのまま3−0で終了し、バイエルンが勝利を収めた。次節、バイエルンは21日にホームでブレーメンと対戦。ホッフェンハイムは20日にアウェイでフライブルクと対戦する。

【スコア】
バイエルン 3−0 ホッフェンハイム

【得点者】
1−0 18分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
2−0 70分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
3−0 90分 ハリー・ケイン(バイエルン)

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