インテルがセリエAで6連勝! 前半のダルミアン弾が決勝点、敵地でヴェネツィアを破る
2025年1月13日(月)0時55分 サッカーキング
ダルミアン(中央)が決勝ゴール [写真]=Getty Images
5連覇を達成した2009−10シーズン以来のセリエA連覇を掲げてシーズンをスタートさせたインテルは、ここまで12勝4分1敗の成績で勝ち点「40」を獲得。現在3位につけているが、インテルは消化試合数が2つ少なく、自力でも首位に浮上することができる。
スーペルコッパ・イタリアーナに参戦していた関係により、今節は年明け最初のセリエAのゲームとなる。そんな一戦では、ここまで3勝5分11敗の勝ち点「14」獲得にとどまり、降格圏の19位に沈むヴェネツィアの本拠地に乗り込む。インテルのスターティングメンバーには、アレッサンドロ・バストーニ、ニコロ・バレッラ、ラウタロ・マルティネスらが並んだ。
試合は序盤からインテルが主導権を握り、16分にスコアを動かす。ピッチ中央付近でバレッラからのリターンパスを受けたクリスティアン・アスラニが右足でロングフィードを送ると、これが最終ラインの裏を狙っていたラウタロにピタリ。見事なファーストタッチから右足で放たれたシュートはGKフィリップ・スタンコヴィッチに阻まれたが、こぼれ球をダルミアンが押し込み、インテルが先手を取った。
その後もインテルがチャンスの数を増やす。21分には右サイドを抜け出したデンゼル・ダンフリースからのクロスボールを、ボックス内で待っていたメフディ・タレミがダイレクトで合わせるも、シュートはわずかにクロスバーの上。23分にはバレッラからのロングフィードで裏を取ったラウタロが、強引に狙うも、シュートはジャストミートせずにGK正面。39分にはペナルティエリア手前中央からタレミが左足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできず、1点リードで後半へ折り返す。
後半へ入ると、47分にガエターノ・オリスターニオが積極的なミドルシュートを放つなど、ヴェネツィアがゴールへの気配を漂わせる。49分には左コーナーキックをショートでつないだところからクロスボールが送られ、中央で相手を振り切ったイッサ・ドゥンビアがヘディングシュートを放つも、枠を捉えた一撃はGKヤン・ゾマーに阻まれる。
難しい後半の立ち上がりを0で凌いだインテルは、67分にビッグチャンスを構築。カルロス・アウグストからのスルーパスで背後を取ったダヴィデ・フラッテージがGKと1対1のチャンスを迎えたが、GKスタンコヴィッチに防がれる。対するヴェネツィアも73分、自陣左サイドでボールを奪ったところから素早い攻撃へ転じると、フランチェスコ・ザンパーノからのアーリークロスで、ボックス左のジャンルカ・ブシオがフリーでボールを受ける。右足を振り抜くも、狙い済ました一撃はポストに嫌われる。
結局、後半にゴールネットが揺れることはなく、試合はタイムアップ。この結果、インテルがセリエAで6連勝を記録し、今節を既に消化したアタランタを抜いて2位に浮上した。一方で、ヴェネツィアはこれで3戦未勝利と苦しい状況が続いている。
この後、インテルは15日、第19節延期分でボローニャをホームに迎える。一方、ヴェネツィアは19日、次節のセリエAで鈴木彩艶が所属するパルマ・カルチョと敵地で対戦する。
【スコア】
ヴェネツィア 0−1 インテル
【得点者】
0−1 16分 マッテオ・ダルミアン(インテル)