「香川真司も…」STVV監督が立石敬之氏ら日本人幹部に不満?補強に苦言も

2023年1月14日(土)7時26分 FOOTBALL TRIBE

香川真司 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表MF香川真司(33)は、昨年11月から負傷により戦線離脱。現地では今季終了後に退団する可能性も報じられている。そんな中、STVVのベルント・ホラーバッハ監督が今年1月の移籍ウィンドウで補強が進んでいないことに対して不快感をあらわにしたほか、香川真司の現状にも言及した。13日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。


 STVVは今季ここまでベルギー1部で7勝6分6敗と、19試合消化時点で9位。チーム内得点数がリーグで番目に少ない「20」である一方、失点数はリーグ2位タイの「20」と守備重視の戦い方で健闘している。


 ただSTVVは今冬の移籍ウィンドウで、主力選手のMFクリスティアン・ブルース(34)をベルギー1部ズルテ・ワレヘムへ完全移籍により放出。有望株のDFアミーン・アル・ダヒル(20)もバーンリーへ放出した一方、補強ではFWオレクサンドル・フィリーポフ(30)の獲得にとどまっている。


 そんな中、ホラーバッハ監督は13日の記者会見にて「シーズン後半戦で競争力のあるチームにするために、できることはすべてやっている。だが、このメンバーではうまくいかないと思う。選手層が薄い」と、立石敬之CEO(最高経営責任者)をはじめとする日本人幹部を暗に批判。


 「この戦力だと、プレーオフ進出どころか残留争いのことを考えなければならない。(さらなる現有戦力の放出があるかは、)幹部に聞いてくれ。今は選手層が薄いから、何人かの選手が加入してくれることを望んでいるんだ」と語っている。


 また指揮官は「アミーン・アル・ダヒルの退団はまだ受け入れることができる。問題は中盤だ。クリスティアン・ブルースが退団したし、モリー・コナテはまだ数週間の離脱。香川真司の復帰も待っている状況だ」と、中盤における不安材料を明かしている。


 なお香川真司は昨年1月にSTVVへ加入。経験豊富なベテランとしてチームを支えていたが、昨年11月に慢性的な痛みを抱えていた足の手術を行うためにチームを離脱。年明けに再び合流しているが、復帰時期は未定となっている。

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