アフリカ杯で2度試合終了の笛を鳴らした主審…脱水症状で試合後に病院へ搬送

2022年1月14日(金)7時54分 サッカーキング

チュニジア対マリの試合を担当したシカズウェ主審(右) [写真]=Anadolu Agency via Getty Images

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 アフリカ・ネーションズカップで、90分を迎える前に2度試合終了のホイッスルを鳴らしたレフェリーが試合後に病院に運ばれていたようだ。13日にイギリスメディア『デイリー・メール』が報じている。

 事件が起きたのは12日に行われたアフリカ・ネーションズカップのグループステージ第1節チュニジア代表対マリ代表の一戦。1−0でマリ代表がリードしていた85分にフルタイムの笛を吹いた。その後試合は再開したものの、中断やVARチェックの時間、PKやレッドカードなど様々なイベントがあったにもかかわらず、アディショナルタイムが無いどころか90分の17秒前に再び試合終了のホイッスルが鳴らされた。

 試合中断から35分後、大会主催者側が両チームにピッチへ戻るよう求めたものの、チュニジア代表は既に入浴していたため試合には戻らなかった。結果、マリ代表の1−0での勝利が決まっている。

 『デイリー・メール』によれば、この試合を担当したザンビア人のジャニー・シカズウェ氏は熱中症と重度の脱水症状を起こしており、試合後に病院に運ばれたという。なお、同メディアではシカズウェ氏の現在の容体は明らかにされていない。

 大会のイサーム・アブデル・ファテ審判部長は、シカズウェ氏は試合が開催されたカメルーンのリンベでは34度の気温と65パーセントの湿度という高温多湿の環境に苦しんでいたと主張し擁護している。

「主審は熱中症と非常にひどい脱水症状に見舞われ、集中力を欠き、病院に運ばれた」

「そのため彼は80分に時間がわからなくなり、85分に試合を終わらせたんだ。彼はアシスタントスタッフの指示で戻り、そして89分に試合を終えた」

「危機が発生し、異議や試合のコントロールができなくなった時、第4審判が試合を終わらせる予定だったが、2チームのうち1チームがそれを拒否した」

サッカーキング

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