なでしこMF長野風花がリヴァプールに移籍! 今季の女子英1部で5人目の日本人選手に

2023年1月14日(土)20時17分 サッカーキング

リヴァプールに加入した長野風花 [写真]=Liverpool FC via Getty Images

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 リヴァプールは14日、ノースカロライナ・カレッジ(アメリカ)から日本女子代表MF長野風花が加入することを発表した。背番号は「8」。

 長野のウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)挑戦が決定した。WSLでは現在、アーセナルにFW岩渕真奈、マンチェスター・CにMF長谷川唯、ウェストハムにDF清水梨紗とMF林穂之香が在籍している。長野は今季のWSLでプレーする5人目の“なでしこ戦士”としてイングランドに渡ることとなった。なお、13日には、FW浜野まいかのチェルシー移籍も発表されている(※2023シーズンはスウェーデンのハンマルビーに期限付き移籍)。

 完全移籍加入に際し、長野はリヴァプールのクラブ公式HPを通してコメントを発表している。

「このような素晴らしいチーム、クラブに加入できて大変嬉しく思います。素晴らしい歴史を持つクラブでプレーできることを本当に嬉しく思っています。チームの一員として、自分のすべてを出し切る覚悟で、全力で取り組みたいと思います」



 長野は1999年3月9日生まれの現在23歳。三菱重工浦和レッズレディースの育成組織出身で、2014年のなでしこリーグでトップチーム初出場を飾った。2018年には韓国の現代製鉄レッドエンジェルズへ移籍し、初の海外挑戦を経験。2019年からはちふれASエルフェン埼玉でプレーし、2021年3月からマイナビ仙台レディースに在籍していた。2021−22シーズンのYogibo WEリーグでは20試合に出場し、優秀選手賞も受賞した。

 シーズン終了後、ノースカロライナ・カレッジに完全移籍。シーズン途中の加入ながら、加入直後から定位置の座を確保し、2022シーズンのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)では11試合に出場して2ゴールを挙げていた。

 また、育成年代から各年代別の日本女子代表(なでしこジャパン)に選出されており、2016年のFIFA U-17女子ワールドカップではゴールデンボール賞(大会MVP)を受賞。同年はアジア年間最優秀ユース選手賞にも輝いていた。2018年にはA代表に初招集。EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会では“10番”を背負った。7月から始まるFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023のメンバー入りも期待されている。

 長野が加入するリヴァプールはWSL創成期からリーグに参戦しており、2013シーズンからはWSL連覇も達成。しかし、その後は苦しいシーズンを過ごしており、2019−20シーズンはWSLを最下位で終えて降格が決まっていた。それでも、2021−22シーズンのウィメンズ・チャンピオンシップ(2部)で優勝を遂げ、3シーズンぶりの1部復帰が決定、今シーズンは9試合を終えた段階で全12チーム中9位となっている。

サッカーキング

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