移籍噂のトロサール、チーム練習から無断で立ち去る…監督はリヴァプール戦のメンバー外も明言

2023年1月14日(土)15時37分 サッカーキング

移籍噂のトロサール。デ・ゼルビ監督はリヴァプール戦のベンチ外明言 [写真]=Getty Images

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 ブライトンのベルギー代表FWレアンドロ・トロサールは、クラブとの関係が悪化しているようだ。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 同メディアによると、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が、プレミアリーグ第20節リヴァプール戦に向けた記者会見でトロサールについてコメント。その中で、練習から無断で立ち去り、リヴァプール戦のメンバー外も明言したことを伝えている。

「レアンドロは明日のスカッドに不在だ。彼は僕の意見を良く知っている。ミドルズブラ戦(FAカップ3回戦。5−1で勝利)前の最後の練習で、彼がプレーしないことを知った時、私に対して何も言わずに立ち去った。それは良くないことだ。9日に話をして、このような態度、行動が好ましくないと説明した」

「彼はブライトンで私と共にプレーしたいかどうかをよく知っている。彼はハードワークし、走らなければならず、正しい方法でいなければならない。なぜなら、我々はレアル・マドリードやバルセロナのようなビッグクラブではないからだ。我々はブライトンであり、他の選手と同じように働く選手が必要だ」

 トロサールは現行契約が2023年6月末で満了になる。アーセナルやトッテナム。チェルシーなどが獲得を検討しているとの噂や、本人も移籍を希望しているという報道もある状況。デ・ゼルビ監督は、同選手の去就について明言を避けた上で以下の通り言及している。

「移籍市場については分からない。彼が移籍したいかは分からない。それは自分の問題ではないからね。私は監督で、最初の11人を選ぶだけだ。私が監督である間は自分が決定する。移籍市場や、他のチームについては考えていない。唯一の議論は、チームのためにプレーし、ハードワークし、ピッチで走ることだ」

「(トロサールの中で)何が問題なのかは分からない。はっきりさせたいし、正直になりたい。私は彼に対してオープンだ。彼がプレーしたいなら、話を聴くことにもオープンですが、一生懸命働き、チームのために100%プレーする選手だけを望んでいることを理解する必要がある」

 また、これに関連し、トロサールの代理人も声明を発表。内容は、以下の通りとなっている。

「レアンドロが(FIFAワールドカップカタール2022のため、)カタールに出発する前、ブライトンは契約を延長するつもりだったが、当事者同士で合意に達しなかった。加えて、次のステップの準備が出来ていることも示した。W杯後、レアンドロと他の選手の間で練習中に口論があった。それ以来、トレーナーはレアンドロと話していないが、これは明らかに雰囲気やパフォーマンスの面で助長された訳ではない。

レアンドロはサウサンプトン戦とアーセナル戦でスターティングメンバーの一員だったが、エヴァートンではベンチに座ったままだった。5人の交代枠にも含められず、(何故そうなったかの)説明も無かった。FAカップのミドルズブラ戦では、2回ほどレアンドロはふくらはぎに問題があったことを報告した。これが練習を取りやめた理由で、メディカルスタッフとも相談したものだ。フィジカルトレーナーを通じ、レアンドロは個別トレーニングを強いられることを伝えられた。9日、トレーナーはレアンドロに、もう顔を見たくないことを示した。1か月も選手と直接コミュニケーションをとっていないトレーナーは、本当に理解出来ない」

「移籍が最も合理的な解決策であると、何度も示したのはトレーナーだ。したがって、ブライトンが移籍に協力することが重要で、双方にとって有益だ」

 ブライトン屈指の好プレーヤーとして、ビッグクラブからも注目を浴びるトロサール。クラブとの関係も含めて、去就が注目されるところだが、どのような決着を見るのか。

サッカーキング

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