チェルシー、ブラジルの新星“メッシーニョ”に関心…約95億円の契約解除金を支払いか
2024年1月14日(日)15時13分 サッカーキング
2007年4月24日生まれで現在16歳のエステヴァンは、左利きの右ウインガー。そのプレースタイルがアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)と似ていることから、“メッシーニョ”の愛称で親しまれている。パルメイラスの下部組織所属ながら、2023年12月にはトップチームデビューも果たしている。
U−17ブラジル代表として5試合に出場して3ゴール3アシストを記録している同選手は、レアル・マドリード加入が内定しているパルメイラスのFWエンドリッキ、バルセロナに加入したFWヴィトール・ロッキに続く新たな“宝石”として、バルセロナやレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン(PSG)など欧州のビッグクラブから関心を寄せられている。
そんななか、今回の報道によると、チェルシーがエステヴァン獲得に興味を示している模様で、同選手に設定されている最大6000万ユーロ(約95億円)の契約解除金を支払う準備を進めているという。
なお、すでにPSGは契約解除金を支払うつもりがなく争奪戦から撤退している一方、バルセロナは関心を継続させているものの、移籍金を支払う余裕がないため、獲得は現実的ではなく、チェルシーが争奪戦で優位な位置につけていることが報じられている。
また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、13日時点でエステヴァンの契約解除条項を発動したクラブはないものの、リストの上位に残っているチェルシーが獲得に向けて10月から議論を続けていることを伝えている。
チェルシーでは2022年5月にオーナーが交代して以降、若手選手の獲得に力を入れており、すでにブラジルからは19歳MFアンドレイ・サントス、19歳FWアンジェロ・ガブリエル(ストラスブールにレンタル移籍中)、18歳FWデイヴィド・ワシントンなどを獲得している。
現在16歳であるエステヴァンは18歳になるまで欧州への移籍をすることができないが、果たしてチェルシーは他クラブよりも先に契約解除金を支払ってブラジルの新星を確保するのだろうか。