濱原がチーム桜井ホンダから全日本ロードに参戦。山口はチーム・サップに移籍

2018年1月15日(月)17時5分 AUTOSPORT web

 ホンダが2018年のモータースポーツ参戦体制を発表。今回の発表により、新たに全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに、Team桜井ホンダより濱原颯道、Team Sup Dream Hondaより山口辰也が参戦することなどが明らかになった。


 参戦体制についてはすでに各チームなどの発表により既報となっているものもあるが、今回の発表で注目したいのは全日本JSB1000クラスにエントリーする濱原と山口、そして新チームHonda Asia-Dream Racing(ホンダ・アジアドリーム・レーシング)の参戦だ。


 チーム桜井ホンダより参戦となる濱原は、2017年にヨシムラ・スズキMOTULレーシングから全日本JSB1000デビュー。全日本デビューイヤーからトッププライベーターに抜てきされ、全日本最高峰クラスに参戦するとあって注目を集めた。

スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(SERT)から鈴鹿8耐に参戦した濱原颯道


 2017年シーズンはランキング7位、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。鈴鹿8時間耐久ロードレースにも、スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(SERT)からの参戦するなど活躍した。全日本2年目は、スズキからホンダに乗り替えての挑戦となる。


 また、TOHOレーシングの全日本参戦休止のニュースにより動向が注目された山口は、チーム・サップ・ドリーム・ホンダから全日本JSB1000に参戦となる。このチームはホンダに二輪パーツを提供するサプライヤー16社によるの連合チーム。2017年に新チームとして発表され、ライダーに伊藤真一を起用することでも話題となった。

2018年はチームを移籍することになった山口


 そして新チームホンダ・アジアドリーム・レーシングから全日本JSB1000に参戦するのは、ザクゥアン・ザイディ。2017年はアジアロードレース選手権SS600クラスに参戦しランキング2位を獲得したザイディだが、2018年は全日本JSB1000とアジアロードレースへのダブルエントリーとなる。


 その他、MotoGPにはホンダのファクトリーチームであるレプソル・ホンダ・チームから2017年と同様にマルク・マルケスとダニ・ペドロサが参戦することに変わりはない。マシンは2018年型RC213Vでを使用する。

マルク・マルケス(右)とダニ・ペドロサ(左)


 プライベーターチームであるLCR Honda CASTROL(LCRホンダ・カストロール)からカル・クラッチローが、LCR Honda IDEMITSU(LCRホンダ・イデミツ)から新たに中上貴晶がMoto2からステップアップ。Estrella Galicia 0,0 Marc VDS(エストレーリャ・ガリシア0,0マークVDS)からフランコ・モルビデリ、トーマス・ルティが参戦する。

ホンダサンクスデーで中上貴晶のMotoGPマシンカラーリングがお披露目された


 スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するのはRed Bull Honda World Superbike Team(レッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイク・チーム)よりレオン・キャミアとジェイク・ガニェ、TripleM Honda World Superbike Team(トリプルMホンダワールドスーパーバイク・チーム)からパトリック・ジェイコブセンというライダーラインアップ。


 全日本JSB1000には10年ぶりに復活したホンダのファクトリーチーム、チームHRCから高橋巧。モリワキMOTULレーシングから高橋裕紀と清成龍一、そしてau&テルルMotoUPレーシングからは秋吉耕佑、MuSASHi RTハルク・プロ.ホンダからはJ-GP2クラスよりステップアップした水野涼が参戦する。

2017年、新チャンピオンに輝いた高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)


 アジアロードレースSS600クラスには、2017年シーズンAP250クラスランキング2位の小山知良がMuSASHi Boon Siew Honda Racing(ムサシ・ブンシュウ・ホンダ・レーシング)から参戦。チームメイトはザイディとアズロイ・アヌアだ。2017年のSS600クラスランキング3位となった羽田大河はT.Pro Innovationからの参戦。


 そしてAtra Honda Racing Team(アストラ・ホンダ・レーシング・チーム)からイルファン・アルディアンシャーがエントリーする。同チームのもうひとりのライダーと、A.P.Honda Racing Thailand(A.P.ホンダ・レーシング・タイランド)についてはライダーは未発表となっている。


 ロードレース以外の主な参戦体制としては、モトクロス世界選手権のMXGPクラスにチームHRCからティム・ガイザーとブライアン・ボジャーズ。トライアル世界選手権にはレプソル・ホンダ・チームからトニー・ボウ、藤波貴久が参戦することが発表されている。


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