WRC:2018年第1戦モンテカルロのエントリー発表。シトロエンのみ2台体制での参戦に
2018年1月15日(月)14時17分 AUTOSPORT web

1月25〜28日に開催される2018年のWRC世界ラリー選手権第1戦モンテカルロのエントリーリストが発表された。
2017年に登場した“史上最速”WRカーによる2シーズン目の戦いを迎える2018年のWRC。今年も最上位クラスはMスポーツ・フォード、ヒュンダイ、トヨタ、シトロエンの4チームによる争いが繰り広げられる。
そんな2018年シーズン開幕戦は毎年恒例のラリー・モンテカルロ。モナコ公国やフランスを舞台に行われる伝統の1戦はターマック(舗装路)イベントながら、雪や氷などが入り交じるため、シリーズ屈指の難度を誇る。
2018年のラリー・モンテカルロ最上位クラスにワークスチームから参戦するのは全部で11台。Mスポーツ、ヒュンダイ、トヨタが3台体制で、シトロエンのみ2台体制でのエントリーだ。
ディフェンディングチャンピオンのMスポーツは、1号車フォード・フィエスタWRCにセバスチャン・オジエを起用。2号車がエルフィン・エバンス、3号車がブライアン・ブフィエとなる。
ヒュンダイi20クーペWRCを投入するヒュンダイはアンドレアス・ミケルセンが4号車、ティエリー・ヌービルが5号車、ダニ・ソルドが6号車をドライブする。
なお、ソルドについては4年間に渡りコンビを組んだマルク・マルティとのコンビを解消。2011〜13年までパートナーだったカルロス・デル・バリオとふたたびタッグを組む。
シリーズ復帰2年目となるトヨタはエースのヤリ-マティ・ラトバラが7号車トヨタ・ヤリスWRCをドライブ。Mスポーツから移籍したオット・タナクが8号車、若手エサペッカ・ラッピが9号車だ。
ラリー・モンテカルロでは唯一2台体制となるシトロエンは10号車シトロエンC3 WRCをクリス・ミークに、11号車をクレイグ・ブリーンに託す。
そのほか、プライベーターのマニュエル・ビラがフォード・フィエスタWRCでエントリーを行っている。
下位クラスにあたるWRC2クラスでは、Mスポーツからエリック・カミリ、テーム・スニネンがフォード・フィエスタR5で参戦。また、昨年までヒュンダイの開発ドライバーだったケビン・アブリングもプライベーターとしてフィエスタR5をドライブする。

シュコダ・モータースポーツからはヤン・コペッキーがシュコダ・ファビアR5で参戦。同じくシュコダ所属の“神童”ことカリ・ロバンペッラもファビアR5で参戦するが、選手権への参加申請はしておらず、仮に上位フィニッシュを果たしてもポイントは加算されない。
そのほか、WEC世界耐久選手権でTOYOTA GAZOO Racingに所属していたステファン・サラザンもヒュンダイi20 R5でエントリーを行っている。
■2018WRC第1戦モンテカルロ エントリーリスト(1月13日時点)
No. | Driver | Machine |
---|---|---|
1 | S.オジエ | フォード・フィエスタWRC |
2 | E.エバンス | フォード・フィエスタWRC |
3 | B.ブフィエ | フォード・フィエスタWRC |
4 | A.ミケルセン | ヒュンダイi20クーペWRC |
5 | T.ヌービル | ヒュンダイi20クーペWRC |
6 | D.ソルド | ヒュンダイi20クーペWRC |
7 | J.ラトバラ | トヨタ・ヤリスWRC |
8 | O.タナク | トヨタ・ヤリスWRC |
9 | E.ラッピ | トヨタ・ヤリスWRC |
10 | K.ミーク | シトロエンC3 WRC |
11 | C.ブリーン | シトロエンC3 WRC |
18 | M.ビラ | フォード・フィエスタWRC |
31 | E.カミリ(WRC2) | フォード・フィエスタR5 |
32 | J.コペッキー(WRC2) | シュコダ・ファビアR5 |
33 | T.スニネン(WRC2) | フォード・フィエスタR5 |
34 | K.アブリング(WRC2) | フォード・フィエスタR5 |
35 | G.デ・メビウス(WRC2) | プジョー208 R5 |
36 | E.シセリー(WRC2) | シトロエンDS3 R5 |
73 | K.ロバンペッラ(WRC2) | シュコダ・ファビアR5 |
76 | S.サラザン(WRC2) | ヒュンダイi20 R5 |