日本人ライダーとしては7年ぶり、清成がモリワキとSBKにフル参戦。2019年エントリーリストが発表

2019年1月15日(火)17時5分 AUTOSPORT web

 スーパーバイク世界選手権(SBK)の2019年暫定エントリーリストが1月11日付けで発表された。2019年は12チーム18名のライダーがエントリー。日本人ライダーとしては、清成龍一がモリワキとともにフル参戦する。日本人ライダーがSBKにフル参戦するのは、実に7年ぶりだ。


 カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKは、王者ジョナサン・レイのチームメイトに、レオン・ハスラムが起用。ハスラムは2015年以来のSBK復帰となった。レイとともにSBKでのチャンピオン獲得をねらう。


 2018年、SBKルーキーながら活躍を収めたトプラック・ラズガットリオグルは、プセッティレーシングから継続参戦。ただし、チーム名がターキッシュ・プセッティレーシングに変更となっている。


 2019年シーズンの注目のひとつが、ホンダだろう。ホンダはワークスチームの体制を変更した。


 日本のモリワキとイタリアのアルティアの合同チームをHRCがバックアップする形で、モリワキ-アルティア・ホンダ・レーシングチームとして参戦。ライダーには清成龍一が起用され、モリワキと共にSBK復帰を果たした。日本人ライダーのSBKフル参戦は、2012年シーズンにエントリーした青山博一以来となる。清成のチームメイトには、2018年のエース、レオン・キャミアが継続起用される。


 ニューマシンのパニガーレV4 R投入で注目を集めるドゥカティ。ワークスチームのAruba.it レーシング-ドゥカティは、チャズ・デイビスが続投し、アルバロ・バウティスタがMotoGPから転向。2018年、ワークスで走ったマイケル・ルーベン・リナルディは、バーニーレーシングチームに移籍となった。ドゥカティはチーム・ゴーイレブンに移籍したユージン・ラバティを加えた4名体制でニューマシンの開発とタイトル奪還を目指す。


 ヤマハは、ワークスチームであるパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームはアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークの布陣を継続。新チームのGRTヤマハ・ワールドSBKには、2018年スーパースポーツ世界選手権(WSS)チャンピオンのサンドロ・コルテセがステップアップし、2011年ぶりにヤマハに復帰するマルコ・メランドリがチームメイトになる。


 BMWはBMWモトラッド・ワールドSBKチームとワークス体制を再構築。2018年までカワサキで戦っていたトム・サイクスが加わり、2018年のスーパーストック1000チャンピオンのマーカス・ライターバーガーがSBKに再挑戦する。


 アプリリアはSBK活動を休止、MotoGPマシンの開発に力を注ぐ。また、MVアグスタもSBK活動を休止するが、WSSには継続参戦。さらにフレームコンストラクターとして参戦するMoto2に力を入れる。


 WSSでは、コルテセのSBKステップアップによりディフェンディングチャンピオン不在のシーズンとなる。WSSにフル参戦する唯一の日本人ライダー、大久保光は引き続きカワサキ・プセッティ・レーシングからエントリー。4年目のシーズンに挑む。


 大久保のチームメイトとなるのが、ヤマハから移籍した2018年ランキング2位のルーカス・マヒアス。ランキング3位のジュール・クルゼールはGMT94 ヤマハに移籍。ランキング4位のランディ・クルメナヒャーは2018年と同体制で継続。チームメイトにランキング5位のフェデリコ・カリカスロが加わった。


 また、2018年のシーズン途中にカワサキ・プセッティ・レーシングから参戦した元MotoGPライダー、エクトル・バルベラは、ヤマハのチーム・トス・バイ・ウィリレースに移籍している。


 2018年シーズンにWSS300でモーターサイクルの世界選手権として史上初の女性チャンピオンとなったアナ・カラスコはゼッケン1とつけてカワサキ・プロベック・ワールドSSP300から継続参戦。ディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指す。


 SBKとWSSの開幕戦は2月22〜24日にフィリップアイランドで開催されるオーストラリアラウンド。WSS300の開幕戦は4月5〜7日開催のアラゴンラウンドで、SBKは全13戦、WSSは全12戦、WSS300は全9戦の開催が予定されている。


2019年シーズン SBK暫定エントリーリスト(1月11日時点)






















































































































ゼッケンライダーチームマシン
1J.レイカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKカワサキZX-10RR
91L.ハスラムカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKカワサキZX-10RR
7C.デイビスAruba.it レーシング-ドゥカティドゥカティ パニガーレV4R
19A.バウティスタAruba.it レーシング-ドゥカティドゥカティ パニガーレV4R
22A.ロウズパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームヤマYZF-R1
60M.ファン・デル・マークパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームヤマYZF-R1
28M.ライターバーガーBMWモトラッド・ワールドSBKチームBMW S1000 RR
66T.サイクスBMWモトラッド・ワールドSBKチームBMW S1000 RR
21M.ルーベン・リナルディバーニーレーシングチームドゥカティ パニガーレV4R
54T.ラズガットリオグルターキッシュ・プセッティレーシングカワサキZX-10RR
52A.デルビアンコアルティア・ミエ・レーシングチームホンダCBR1000RR
2L.キャミアモリワキ-アルティア・ホンダ・レーシングチームホンダCBR1000RR
23清成龍一モリワキ-アルティア・ホンダ・レーシングチームホンダCBR1000RR
36L.メルカドオレラック・レーシングVerdNaturaカワサキZX-10RR
50E.ラバティチーム・ゴーイレブンドゥカティ パニガーレV4R
81J.トーレスチーム・ペデルチーニ・レーシングカワサキZX-10RR
11S.コルテセGRTヤマハ・ワールドSBKヤマYZF-R1
33M.メランドリGRTヤマハ・ワールドSBKヤマYZF-R1


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