ポスティングを巡り物議を醸した千賀滉大のツイート 球界OBは「ソフトバンクに1ミリも非はない」

2023年1月15日(日)13時15分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 1月6日、海外FA権を行使し、ソフトバンクからニューヨーク・メッツに移籍することが決まった、千賀滉大投手は自身のインスタグラムでライブ配信し、5日にツイッターでポスティング移籍を希望した際のソフトバンク側の対応について発言した内容について弁明した。

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 ツイートは現在削除されているが、千賀は「ポスティングを5、6年前からお願いしていてそれを断られるところまでは普通に理解はしていたんですが、そこからのなぜダメなのかという話までになった途端、時間が合わない、忙しい理由で最終的なミーティングすら行ってもらえず、それを言われた瞬間に何かが切れるものがあったのは事実です。だから今の僕は今だになぜポスティングがダメなのか本当の話すら理解してないです。後輩でアメリカに行きたい気持ちを持っている選手がいるからこそ僕が発言してどうにかその話にまで持って行ってもらいたいと思い外に向けて発言しました。ちなみにポスティングの話は方針や球団の考えとしては話はもちろん聞きましたが掘り下げて聞けば聞くほど何も出てこない感じで会話じゃなかったです(原文ママ)」とつづっていた。

 このツイートに対し、ファンからは千賀本人や球団の対応に対して批判の声が聞こえたが、千葉ロッテマリーンズや日本代表の正捕手として活躍したプロ野球OBの里崎智也氏は自身のYouTubeチャンネルでこの問題について言及した。動画の冒頭で「日本語は難しいね」と、千賀が球団の批判をしているわけではないことを話した。

 ただ里崎氏は、「ポスティングは球団の善意あってのシステム。選手側がポスティングをさせてくれないからといって意見を言える立場ではない。お願いすることは可能だけれど、選手ではなく、球団の権利」と話し、「最近はポスティングでの移籍が多くなっているので、当然のようになってしまっている。今回の件で千賀が悪いというわけではないが、球団には1ミリも非はない」と語った。今オフもレッドソックスへの移籍が決まった吉田正尚やアスレチックスとの合意報道があった藤浪晋太郎が利用するなど、近年はポスティングシステムでのメジャー挑戦が多い。それでも里崎氏は、ソフトバンクのポスティングを認めないという姿勢には全く問題がないという意見を述べた。

「ソフトバンクは『世界で一番強いチームを作る』というコンセプトとしてチームづくりをしているから、ポスティングで行かせるというのは企業理念に反するよね」とソフトバンクの方針についても里崎氏は言及していた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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