開幕投手の可能性も 米アナリストが山本由伸の飛躍を予想「ドジャースのエースになる」

2024年1月15日(月)11時0分 ココカラネクスト

山本のピッチングが通用するのは間違いない。焦点はどこまで成績を伸ばすかだ(C)Getty Images

 昨年12月にドジャース入りが決定した山本由伸に対し、米国内で大きな期待が寄せられている。

 現地時間1月12日(日本時間13日)、米放送局『FOX SPORTS』が山本の特集記事を配信し、同サイトのアナリストであるベン・バーランダー氏が、スキルやチーム内の位置付けついての説明や、持論を展開している。

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「ドジャースのヨシノブ・ヤマモトがMLBで圧倒的な投手になる理由」

 そう銘打たれているトピックは、ドジャースとの間で交わされた、メジャー投手で史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約465億円)という契約内容と同様に、MLB1年目からの活躍を予想する内容が綴られている。

 その中でバーランダー氏は、山本とほぼ同じ体格であるペドロ・マルチネスのピッチングと比較し、さらにカーブなど変化球がクイントン・カーショウと同様のキレをみせるなどと説明。その上で「速球はあらゆるレベルで通用する」「カーブが機能すれば誰にも止められない」と賛辞を並べている。

 また、「ヤマモトは、MLBで成功した多くの日本人投手と同様、厄介なスプリッターを持っている」と指摘。「ショウヘイ・オオタニやコウダイ・センガ、ヒデオ・ノモのそれを少し思い出させる。今、ヤマモトよりいいスプリッターを投げる投手を見つけるのは難しいだろう」と論じている。さらに、チームの起用法にも言及しており「この小柄な右腕はスライダーとカッターも持っているが、ドジャースはこれらの球種を減らし、得意な球種を強調させるかもしれない」と予想。

 続けて「ドジャースは明らかに、彼が特別な存在になることを期待している」と見通しており、「確かに、彼らはオオタニと契約するために全力を尽くし、そして彼を獲得した。しかし、昨年のロースターで最大の穴は先発投手だった」と主張。バーランダー氏は「UCLの手術から回復したオオタニが2024年にはマウンドに上がらないため、ヤマモトがドジャースのエースとなる」と説いている。

 加えて、昨年メッツでルーキーシーズンを送った千賀滉大など、日本人投手が1年目より活躍する傾向を踏まえ、バーランダー氏は「私はヤマモトが開幕日にドジャースで先発するだけでなく、圧倒的なパフォーマンスをみせると予想している」と見込みを述べた。

 すでに米国内で伝えられてきた、日本人右腕の前評判をさらに上回るようなバーランダー氏の期待の声。もはや、山本が今季のドジャースの命運を握る存在と言っても、大げさではないのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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