逆転勝利のベトナム戦、ブラジルメディアの最高評価は南野拓実「キーパーソンになれることを証明した」【アジア杯】

2024年1月15日(月)16時30分 ココカラネクスト

2ゴール1アシストと結果を出した南野。日本を窮地から救った(C)Getty Images

 1月14日、アジアカップカタール2023で日本代表はベトナム代表との初戦を迎えた。試合は前半にベトナムが2-1とリードを奪うという予想外の展開となるも、そこから日本が南野拓実、中村敬斗のゴールで逆転に成功し、さらに上田綺世の追加点を挙げ、4‐2で大会初戦を飾った。

【動画】2ゴール1アシストと南野拓実が奮闘!日本に歓喜をもたらした先制ゴールのシーン

 対外試合で10連勝中と勢いに乗っており、優勝候補にも位置付けられている日本は、ベトナムに2点を許すも冷静な試合運びを維持、得点を重ね白星スタートにつなげた。そして、この日の日本では、先制ゴールを含め2ゴールを挙げた南野の存在感が光っていた。

 前半11分、味方のシュートの跳ね返りをダイレクトで押し込んで先制点をもたらすと、1点ビハインドとなった前半45分には、相手ゴール前で遠藤航からのパスを収め冷静にゴール右隅へ流し込んだ。いずれも、絶妙なポジショニング、そして高いシュートスキルから得点が生まれている。また、前半アディショナルタイムには中村のゴールをお膳立てするなど、3ゴールに絡む活躍をみせた。

 大会の最初のゲームで、久々に日本が相手を追うシチュエーションとなった中、そのパフォーマンスで勝利を呼び込んだ南野。2ゴール1アシストを記録したこの日のプレーには、海外メディアも高い評価を送っている。

 ブラジルメディア『globo.com』が1月14日、公式サイト上でアジアカップ日本対ベトナム戦での、日本の勝利をレポート。その中で、逆転勝利に貢献した南野に称賛の言葉を並べている。

 同メディアは、この日の試合内容を報じながら、2ゴールの南野に対しては、「2022年ワールドカップの後、彼の日本代表でのキャリアは終わったかに見えた」と振り返り、「ダイチ・カマダの代わりに26番目に選ばれた」などと、今大会選出について持論を展開。

 その上で、ベトナム戦で結果を残した背番号8を「意外なヒーロー」と称しており、「ミナミノはチャンスを最大限に生かし、トップチームでの競争に火をつけた。ほんの数か月前までは、ほとんどワイルドカードに近い存在だったが、現在も日本代表のキーパーソンになれることを証明した」と活躍を強調している。

 さらに、「セントラルMFとして、ピッチ上で最も影響力のある存在だった。2ゴールを決め、ナカムラの見事なシュートをアシストし、その他のゴールへの試みでもGKを苦しめた」と終始、得点への高い意識を持っていたと称えている。

 同メディアによる個人採点でも、このゲーム最高評価となる「8.5」を与えており、さらに、森保一監督体制下(2018年〜)でのチーム最多となる19得点目(通算20得点)であることなども紹介されている。

 まさに、これまで以上の決定力と、勝負強さを発揮した南野。5度目のアジア制覇を成し遂げるためにも、前回大会の悔しさも知るこの男の活躍が不可欠であることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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