「魔法のようなゴールを生み出した」久保建英の鮮烈ゴラッソに賛辞止まず! 退屈な試合を一変させた決勝弾は「シーズンのベストゴール候補」
2025年1月15日(水)17時0分 ココカラネクスト
カウンターから見舞った一発でチームを勝利に導いた(C)Getty Images
レアル・ソシエダの久保建英が、現地時間1月13日(日本時間14日)に行われたラ・リーガ第19節、ホームでのビジャレアル戦にスタメン出場し、決勝点となるゴールを決め1-0の勝利に貢献した。
【動画】股抜きかの鮮烈ゴラッソ!「シーズンのベストゴール候補」と称された久保建英のゴールを見る
この試合唯一のゴールによる歓喜は、後半開始から間もなく生まれた。51分、自陣からミゲル・オヤルサバルが前方のスペースにクリアしたボールに久保が反応し、長い距離を駆け上がりながらボールをコントロール。スピードに乗ったままPA内に侵入すると、距離をつめる相手ディフェンスに対しては股を通すドリブルでかわし、倒れ込みながら左足でゴールに流し込んだ。
久保のリーグ戦7試合ぶり、今季4得点目となるこのゴールでリードを得たレアル・ソシエダがそのまま逃げ切り白星を掴んだ。チームは第16節レガネス戦以来となる勝ち点3を獲得し、7位をキープ。久保の久々となる得点が貴重な勝利を呼び込むこととなった。
そして、この試合のハイライトとなった背番号14のプレーは、スペイン国内でも絶賛されている。現地メディア『as』では、試合後、「クボが極寒の夜を熱くする」と銘打ったトピックを配信。得点シーンを中心にレポートしている。
記事内では、昨年末に久保が“出演”し話題となった日本のアニメ番組にも絡め、以下の様に賛辞を綴っている。
「タケフサ・クボは、ビジャレアル戦で友人でもある『ドラえもん』のようなプレーを披露した。お腹のポケットから次々と道具を取り出して仲間を助ける、あの有名なアニメキャラクターのように、クボも2025年のレアレ・アレーナ初戦で、魔法のようなゴールを生み出した。まるでマラドーナのようなそのゴールは、退屈だった試合の流れを一変させ、レアル・ソシエダにとって非常に重要な勝利をもたらした」
さらに同メディアは、「このゴールは、極寒の月曜夜にレアレ・アレーナを訪れた観客にとって十分報われる価値があった」などと評価。その他にも、「これ以上は必要ないし、それ以上を求める必要もなかった。圧巻のプレー、美しいゴール、それだけで十分だった。このゴールは忘れられないものとなり、シーズンのベストゴール候補にも挙がるほどだ。そして、このゴールはまさにクボそのものを表している」として、さまざまな表現を用い、パフォーマンスを称える言葉を並べた。
「魔法」と評されるプレーを披露し、見事にゲームの主役を演じた久保。スピード、テクニックなど持ち味が存分に発揮されたゴールで、スタジアムを大いに沸かせる夜となった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]