欧州4大リーグ前半戦終了…昨季から勝ち点を伸ばした/落としたクラブは?

2019年1月15日(火)18時26分 サッカーキング

前半戦を首位で折り返したリヴァプール、バルセロナ、ユヴェントス、ドルトムント [写真]=Getty Images

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 14日までにリーガ・エスパニョーラ第19節の全日程を消化したことで、欧州4大リーグの2018−19シーズン前半戦が終了した。そこで今回は、昨季と今季の前半戦終了時点の勝ち点を比較。1年前と比べて勝ち点を最も伸ばしたクラブ、あるいは最も落としたクラブはどこなのか、調べてみた。

 プレミアリーグはすでに後半戦がスタートしているが、全20クラブで構成されるプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエAは開幕から19試合終了時の勝ち点を比較。全18クラブで構成されるブンデスリーガについては、開幕17試合終了時の勝ち点を「前半戦の勝ち点」とした。なお、今回の調査は昨季も1部リーグに在籍していたクラブ(全67クラブ)を対象としている。

 以下が、昨季との勝ち点差を多い順に並べたものだ。カッコ内の数字は「昨季の勝ち点→今季の勝ち点」となる。

<1位> +16ポイント
リヴァプール(勝ち点:35→51)

<2位> +14ポイント
アラベス(勝ち点:18→32)
ドルトムント(勝ち点:28→42)

<4位> +11ポイント
トッテナム(勝ち点:34→45)

<5位> +10ポイント
ウェストハム(勝ち点:17→27)
ボーンマス(勝ち点:16→26)

<7位> +9ポイント
ヴォルフスブルク(勝ち点:19→28)

<8位> +7ポイント
ブレーメン(勝ち点:15→22)

<9位> +6ポイント
ユヴェントス(勝ち点:47→53)
ミラン(勝ち点:25→31)

<11位> +5ポイント
レバンテ(勝ち点:18→23)
ワトフォード(勝ち点:22→27)
ボルシアMG(勝ち点:28→33)

<14位> +4ポイント
セビージャ(勝ち点:29→33)
アーセナル(勝ち点:34→38)
サッスオーロ(勝ち点:21→25)
マインツ(勝ち点:17→21)

<18位> +3ポイント
ライプツィヒ(勝ち点:28→31)

<19位> +2ポイント
レアル・ソシエダ(勝ち点:23→25)
ヘタフェ(勝ち点:26→28)
トリノ(勝ち点:25→27)
ジェノア(勝ち点:18→20)
SPAL(勝ち点:15→17)
フライブルク(勝ち点:19→21)

<25位> +1ポイント
レアル・マドリード(勝ち点:32→33)
ブライトン(勝ち点:21→22)
エヴァートン(勝ち点:26→27)
チェルシー(勝ち点:39→40)
レスター(勝ち点:27→28)
クリスタル・パレス(勝ち点:18→19)
アタランタ(勝ち点:27→28)
フランクフルト(勝ち点:26→27)

<33位> ±0ポイント
エスパニョール(勝ち点:24→24)
カリアリ(勝ち点:20→20)
ヘルタ・ベルリン(勝ち点:24→24)

<36位> −1ポイント
ベティス(勝ち点:27→26)
ニューカッスル(勝ち点:18→17)
フィオレンティーナ(勝ち点:27→26)
サンプドリア(勝ち点:30→29)
ホッフェンハイム(勝ち点:26→25)

<41位> −2ポイント
ジローナ(勝ち点:26→24)
レガネス(勝ち点:24→22)
インテル(勝ち点:41→39)

<44位> −3ポイント
アスレティック・ビルバオ(勝ち点:25→22)
シュトゥットガルト(勝ち点:17→14)

<46位> −4ポイント
アトレティコ・マドリード(勝ち点:42→38)
セルタ(勝ち点:25→21)
サウサンプトン(勝ち点:19→15)
ナポリ(勝ち点:48→44)
レヴァークーゼン(勝ち点:28→24)

<51位> −5ポイント
エイバル(勝ち点:27→22)
ラツィオ(勝ち点:37→32)
バイエルン(勝ち点:41→36)

<54位> −8ポイント
バルセロナ(勝ち点:51→43)

<55位> −9ポイント
ローマ(勝ち点:39→30)
ウディネーゼ(勝ち点:27→18)
アウクスブルク(勝ち点:24→15)

<58位> −10ポイント
マンチェスター・U(勝ち点:42→32)

<59位> −11ポイント
マンチェスター・C(勝ち点:55→44)
ボローニャ(勝ち点:24→13)

<61位> −12ポイント
ハダースフィールド(勝ち点:22→10)
シャルケ(勝ち点:30→18)
ハノーファー(勝ち点:23→11)

<64位> −13ポイント
キエーヴォ(勝ち点:21→8)
*不正会計を理由に今季は勝ち点3剥奪

<65位> −14ポイント
ビジャレアル(勝ち点:31→17)

<66位> −17ポイント
バレンシア(勝ち点:40→23)

<67位> −20ポイント
バーンリー(勝ち点:32→12)

 調査の結果、昨季前半戦と比べて、勝ち点を最も多く伸ばしたのは、リヴァプール(+16ポイント)だった。同クラブはプレミアリーグの前半戦を無敗(16勝3分け)でフィニッシュ。2003−04シーズンのアーセナル、2010−11シーズンのマンチェスター・U、2017−18シーズンのマンチェスター・Cに次ぐ、史上4クラブ目の快挙を達成した。第21節のマンチェスター・C戦で今季初黒星を喫したものの、現在も首位をキープ。1989−90シーズン以来、プレミアリーグ創設以降では初のリーグ制覇へ向けて視界は良好だ。

 一方、昨季と比べて勝ち点を最も多く落としたのは、バーンリー(−20ポイント)だった。1年前は、プレミアリーグの前半戦を終えて“ビッグ6”に次ぐ勝ち点32を獲得。その後も勢いを落とすことなく、クラブ史上最高位の7位でフィニッシュした。しかし、今季は開幕5試合続けて勝利がなく、前半戦終了時の勝ち点はわずかに「12」。降格圏の18位で前半戦を折り返した。それでも、第20節からはリーグ戦3連勝を飾っており、“V字回復”の予感を漂わせている。

 その他、今季前半戦に躍進を遂げたアラベスやドルトムントは上位に入った一方で、不振にあえぐバレンシアやビジャレアルは下位に低迷。各クラブで明暗がくっきり分かれる結果となった。果たして、シーズンが佳境を迎える後半戦ではどんな成績を残すことができるのか。各クラブの今後の戦いぶりからも目が離せない。

(記事/Footmedia)

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