最高額は誰? アフリカネイションズカップの市場価値をチェック<5位〜10位編>

2024年1月15日(月)15時59分 サッカーキング

アフリカネイションズカップに出場している選手たち [写真]=Getty Images

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 コートジボワールで開かれているアフリカネイションズカップで最も価値がある選手は誰なのか?

 今月13日に幕を開けたアフリカ最強国を決める大会には数々のスター選手が出場している。欧州で得点王争いを演じる類稀なストライカーをはじめ、身体能力に長けた注目のDFや将来が楽しみな若い才能まで、注目のプレーヤーばかりが出場している。それでは、スポーツサイト『Transfermarkt』の市場価値を参考に、最も価値のある選手を見ていこう。

 こちらが今年のアフリカネイションズカップ出場選手の「市場価値トップ10」だ。今回は10位から5位までを見てみよう。

[写真]=Getty Images

■10位:MFパペ・マタル・サール(セネガル代表/トッテナム) 3500万ユーロ(約56億円)



 10位に入ったのは、アンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナムで小気味よい攻撃サッカーの心臓部を担うセネガル代表MFパペ・マタル・サール(21歳)だ。自慢の走力で攻守両面に貢献するセントラルミッドフィルダーは、まだ21歳という若さも相まって市場価値3500万ユーロ(約56億円)という高値が付けられている。2021年夏に1500万ユーロ(約24億円)を払ってフランスのメスから引き抜いたトッテナムの青田買いは成功だったいうことだ。ちなみに、トッテナムで彼とコンビを組むマリ代表MFイヴ・ビスマ(27歳)も今回のアフリカネイションズカップに出場しており、市場価値は3000万ユーロ(約48億円)で16位タイとなっている。

 サール以外にも、10位タイにはチェルシーのセネガル代表FWニコラス・ジャクソン、ナポリのカメルーン代表MFアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサ、レヴァークーゼンのコートジボワール代表DFオディロン・コスヌ、ミランのアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルといった選手がランクインしている。

■9位:DFナイフ・アゲルド(モロッコ代表/ウェストハム) 3800万ユーロ(約60億円)



 9位にはウェストハムに所属するモロッコ代表DFナイフ・アゲルド(27歳)が入った。長い手足を活かした守備で最終ラインに君臨するセンターバックは、2022年ワールドカップでモロッコのベスト4に貢献。少しケガが多いのが玉に瑕だが、今季は加入2年目となったウェストハムで主将DFクル・ズマの隣で最終ラインの主軸として堅い守備を形成している。今回のアフリカネイションズカップでは、優勝候補筆頭と見られるモロッコの守備リーダーとして、同国にとって47年ぶりとなるアフリカ制覇を目指す!

■5位タイ:FWセール・ギラシ(ギニア代表/シュトゥットガルト) 4000万ユーロ(約63億円)



 5位には約63億円の市場価値で4名がランクイン。まずはシュトゥットガルトのギニア代表FWセール・ギラシ(27歳)だ。今季ブンデスリーガで14試合に出場して17ゴールを叩き出し、バイエルンのFWハリー・ケイン(22ゴール)に次ぐ得点ランク2位につけているストライカーは、活躍の割には評価額が低いようにも感じるが、ビッグクラブにステップアップすれば市場価値も急騰するはずだ。同選手にはマンチェスター・ユナイテッドなどが興味を示している。

 フランス生まれでフランスのU−20代表歴を持つギラシだが、A代表は2022年に両親の故郷であるギニアでデビュー。今回のアフリカネイションズカップではセネガル、カメルーン、ガンビアが同居する難しい組に入ったが、ギラシの活躍があればグループステージ突破も見えてくるだろう。

■5位タイ:DFウスマン・ディオマンデ(コートジボワール代表/スポルティング) 4000万ユーロ(約63億円)



 注目の若手も5位に入っている。スポルティングに所属する20歳のコートジボワール代表DFウスマン・ディオマンデは、今大会最も注目を集めているセンターバックの一人だ。10代でデンマークのミッティランに入団すると、昨季はポルトガル2部のマフラにローン移籍して活躍。そして、わずか半年で名門スポルティングに引き抜かれると、すぐに出場機会を経てヨーロッパリーグではアーセナル撃破に貢献。今季は最終ラインの主軸として首位を走るチームで輝きを放っており、アーセナル、チェルシー、ニューカッスルといったプレミアリーグ勢から熱視線を送られている。今後のステップアップが楽しみな若手プレーヤーだ。

■5位タイ:DFエドモン・タプソバ(ブルキナファソ代表/レヴァークーゼン) 4000万ユーロ(約63億円)



 5位タイには、センターバックがもう一人いる。それがブンデスリーガで首位を快走するレヴァークーゼンで3バックの一角として活躍する、ブルキナファソ代表DFエドモン・タプソバ(24歳)だ。2020年からドイツでプレーするタプソバは、192㎝の長身を活かした鉄壁の守備だけでなく、落ち着いたフィードにも定評があり、シャビ・アロンソ監督のレヴァークーゼンを最後尾で支える。アフリカネイションズカップでは、2年前の前回大会で祖国のベスト4に貢献して大会ベストイレブンに選出されている。

■5位タイ:アンドレ・オナナ(カメルーン代表/マンチェスター・ユナイテッド) 4000万ユーロ(約63億円)



 5位タイの最後の一人は、ゴールキーパーとして今大会最高の市場価値を誇るカメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27歳)だ。総額5500万ユーロ(約87億円)と言われる移籍金で昨夏インテルからマンチェスター・ユナイテッドに加入したGKオナナは、DFラインに交じってビルドアップに参加すると、冷静沈着にチームメイトにパスを供給。いくつかミスもあって批判を浴びているが、彼がGKとして稀有な存在なのは間違いない。

 市場価値4000万ユーロというのは、アフリカのGKとして最高額であり、世界を見渡してもポルトのポルトガル代表GKディオゴ・コスタ(24歳)、ミランのフランス代表GKマイク・メニャン(28歳)の4500万ユーロに次いで3位タイの評価額となっている!

 次回はアフリカネイションズカップ出場選手の市場価値トップ4、そして気になる若手を見てみよう。

(記事/Footmedia)

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