アーセナルに激震…FA杯マンU戦で負傷したジェズス、左ひざ前十字じん帯損傷の大ケガと診断

2025年1月15日(水)8時9分 サッカーキング

ジェズスはFA杯のマンU戦にスタメン出場していたが… [写真]=Getty Images

 アーセナルは14日、同クラブに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの負傷状況を報告した。

 ジェズスに関しては、12日に行われたFAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦に先発出場していたものの、前半終盤の38分、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがシュートを放とうとしたプレーに対してプレスバックした場面で、バランスを崩して負傷。ピッチ内に倒れ込んだまま起き上がることはできず、40分にイングランド人FWラヒーム・スターリングとの交代でピッチを後にしていた。なお、同試合はPK戦にまでもつれ込む激闘に敗れており、FAカップは3回戦敗退が決まっている。

 この試合の後、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は「ひどい痛みを抱えていた。あまり良い状態には見えない」とケガが深刻であることを示唆していたが、予感は的中することとなった。14日、アーセナルはジェズスのメディカルレポートを発表。複数の精密検査と専門医の診断を受けた結果、左ひざの前十字じん帯を損傷していることが確認された。

 クラブからの発表によると、近日中に手術を受け、回復に向けたリハビリプログラムを開始するという。アーセナルはクラブを通して「一刻も早く万全な状態に戻れるよう、クラブの全員がガビー(※ジェズスの愛称)のサポートに全力を注ぎます」とメッセージを発信した。

 なお、現時点でクラブから離脱期間は明かされていない。イギリスメディア『スカイスポーツ』はケガの種類を考慮し、およそ9カ月程度の離脱になると指摘している。いずれにせよ、2024−25シーズン中の復帰は絶望的となってしまった。

 現在27歳のジェズスは、今季でアーセナル加入後3年目を迎えている。今シーズンはケガの影響で出遅れると、シーズン序盤戦はドイツ代表FWカイ・ハヴァーツの控えに甘んじることも多く、昨年12月に入るまで公式戦でのゴール数はわずか1つにとどまっていた。だが、12月18日に行われたカラバオ・カップ(EFLカップ)準々決勝のクリスタル・パレス戦でハットトリックを記録すると、続く21日のプレミアリーグ第17節クリスタル・パレス戦でも2ゴールをマーク。1月1日に行われた第19節ブレントフォード戦でも同点ゴールを決めるなど、直近は好調をキープしていたが、公式戦27試合の出場で7ゴールという個人成績で、無念の“シーズンアウト”が決まってしまった。

 現在、アーセナルではイングランド代表MFブカヨ・サカ、同DFベン・ホワイト、日本代表DF冨安健洋ら、主力に負傷者が続出している。攻撃陣としてはサカ、U−19イングランド代表MFイーサン・ヌワネリに続いて、ジェズスまでもが負傷者リストに名を連ねることとなった。『スカイスポーツ』は今冬の移籍市場で、ストライカーの緊急補強に動く可能性が高いと報じている。


【ハイライト動画】アーセナルはPK戦で敗れFA杯初戦敗退

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