メルセデスAMG、高性能版『GLC 63/63S』を投入。限定車もデビュー

2018年1月16日(火)16時28分 AUTOSPORT web

 セグメントに対応した新名称に移行したメルセデスSUVラインアップのなかで、中核モデルとして登場した『GLC』および『GLCクーペ』に、新たにAMGモデルの最上級版である『メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+』『メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+』と、同クーペモデルが登場。1月10日より受注受付が開始されている。


 サルーンのラインアップでは主力となるCクラスに相当するGLC、GLCクーペは、すでにディーゼルの220dや、ガソリン直噴ターボの250のほか、AMGモデルとして『43』系がラインアップされていたが、今回のモデルはその頂点となるハイパフォーマンス・モデルとして位置付けられる。


 注目の心臓部にはメルセデスAMG社が完全自社開発したメルセデスAMG GTと基本設計を共通とするAMG製4リッターV8直噴ツインターボ『M177』を搭載。


 砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに、鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度な骨格を持つと同時に、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで徹底したフリクションロスの低減を図るなど、F1由来の技術が惜しみなく投入されている。


 さらに、2基のターボチャージャーはシリンダーバンクの外側ではなく内側に配置するホットインサイドVレイアウトとし、GLC 63 4MATIC+で476PS/650Nm、GLC 63 S 4MATIC+で510PS/700Nmのアウトプットを達成している。


 また、Sモデルには各種センサーからの情報によりドライビングの状況を検知して、マウントの硬さを自動で調整する“AMGダイナミックエンジンマウント”や、排気管内に3つの連続可変エグゾーストフラップを備えた“AMGパフォーマンス・エグゾーストシステム”を標準装備。


 そのほか、AMGダイナミックセレクトにはRACEモードも備えるほか、電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフ、21インチAMGクロススポークアルミホイール(鍛造)とレッドブレーキキャリパーなど、最上級モデルのパフォーマンスを具現化する数多くの特別装備が奢られている。

ミドルサイズSUVで初の63シリーズとなる『メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+』
『メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+ クーペ』も同時デビュー
リム下部がフラットな形状の「AMGパフォーマンスステアリングホイール」を採用。運転席と助手席のシートは、ラテラルサポート強化型のスポーツシートに


 また、この63シリーズの投入を記念し、特別仕様車となる『Edition 1』も同時発表され、GLC、GLCクーペの両モデルともフロントスポイラーリップ、ウィンドウトリムライン、ルーフレール、リヤディフューザーがハイグロスブラックとなる“AMGナイトパッケージ”を採用。


 エグゾーストエンドをブラックとし、ボディサイドに飾られたマットグラファイトグレーAMGスポーツストライプと、マットブラックペイントが施された21インチ鍛造AMGクロススポークアルミホイールと合わせて、スポーティなエクステリアを演出している。


 さらに、24時間緊急通報サービスやスマートフォンアプリから目的地をBluetooth経由でCOMANDシステムに送信可能なDoor to Doorナビなどを含む、先進的なテレマティクス機能である“Mercedes me connect(メルセデス ミー コネクト)”も標準搭載とした。


『メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+』『メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+』と、同クーペモデルは全車右ハンドル仕様となり、価格は1247万〜1485万円。特別仕様車となる『Edition 1』は、ダイヤモンドホワイト、オプシディアンブラックの2色展開となり、各色15台で1512万〜1542万円となっている。

ブラックで精悍さを増した、デビュー記念の特別仕様車『Edition 1』も同時発表

ブラックナッパレザーの AMGスポーツシートにはイエローダイヤモンドステッチを採用

AMGトリムとして、マットカーボンファイバー/ライトブラッシュドアルミニウム トリムも採用した

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp


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