チタン×ステンコンポジット製マフラー採用の『ルノー・ルーテシアR.S.』限定車登場
2019年1月16日(水)6時45分 AUTOSPORT web
ルノーのBセグメント・コンパクトハッチバックをベースに、最先端のモータースポーツリソースを持つ熟練部門ルノースポールが開発を手がけた最高峰ホットモデル『ルノー・ルーテシアR.S.トロフィー』に、3kgの軽量化と約2PSの出力アップを果たしたアクラポヴィッチ共同開発のマフラーを装着した限定車が登場。1月11日より販売が開始されている。
1月11〜13日に千葉県の幕張メッセで開催された東京オートサロン2019の会場で初公開となった『ルノー・ルーテシアR.S.トロフィー アクラポヴィッチ』は、その名のとおり東欧スロベニア発祥で欧州最大級のエキゾーストブランド“Akrapovič(アクラポヴィッチ)”とルノースポールが共同開発したアイテムを装着。
特徴的なアクラポヴィッチ・サウンドを奏でるこのエキゾーストシステムは、チタンとステンレスコンポジットを採用し、エンドにはアクラポヴィッチのロゴが入ったカーボン製テールパイプトリムも採用した。
これにより、ただでさえ軽量なルノースポール製のトロフィー用標準マフラーに対して3kgの軽量化を果たし、6000rpmから上の最高回転数領域で約2PSの出力アップも実現している。
日本市場に導入される『ルノー・ルーテシアR.S.』のラインアップでもっともレーシングライクなトリムとなるトロフィーは、ベースモデルから数々のパフォーマンスアップ策が施されており、1.6リッター直列4気筒直噴ターボは最高出力を200から220PSへ、最大トルクを240から260Nmへと強化。
そのほかのルノースポール製モデルでもおなじみのシャシーチューニングであるシャシーカップ、シャシースポールの上に位置付けられるトロフィー仕様の足回りは、カップに対しダンパーの減衰を約40%高め、スプリングレートはそのままにフロントで20mm、リヤで10mmのローダウンを実施。ステアリングギヤ比もクイック化するなど、よりサーキット志向のセッティングとなっている。
さらにゲトラグ製の6速EDC(エフィシェント・デュアル・クラッチ)はシームレスな変速性能を持ち、ノーマル/スポーツ/レースの3モードを備えるR.S.ドライブとの組み合わせでは、ラリーやワンメイクレースの世界で耐久実証実験を経て煮詰められた電光石火のシフトスピードも実現。
メインダンパーのハウジング内部にセカンダリーダンパーを組み込み、バンプストップラバーの機能を持たせたハイドロリックコンプレッションコントロール(HCC)をフロントサスペンションに採用し、加速やコーナリング性能を高める電子制御のR.S.デフも備えるなど、レーシングコンストラクター直系のパフォーマンスが堪能できるモデルに仕上がっている。
またエクステリアでも視覚的にその性能をアピールするデザインが採用され、”TROPHY(トロフィー)”のデカールが目をひくF1タイプエアインテークブレードや、“RENAULT SPORT”エンブレムが光るサイドプロテクションモールフィニッシャー、リヤエアディフューザーなどをブラックアウトするブラックパックも標準装備されている。
ボディカラーはルノースポールを象徴するジョンシリウスMと、ブラングラシエの2色展開で、価格は344万円となっている。
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