フェルスタッペン父「マックスとハミルトンが同じF1マシンで走ることを全世界が望んでいる」
2021年1月16日(土)6時52分 AUTOSPORT web
元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、息子のマックスとルイス・ハミルトンの実力を比較するにはふたりが同じマシンに乗るしかなく、そうなることを全世界が待ち望んでいると考えている。
グランプリレースにおいてハミルトンはさまざまな記録を塗り替え続けている。彼に挑戦するドライバーのなかで最強とみなされているのがフェルスタッペンだ。
ヨス・フェルスタッペンは、同じマシンで走れば、マックスはすぐにでもハミルトンに戦いを仕掛けられると考えている。
「彼(ルイス)は信じられないほど強い。私はマックスに関してもそれと同じことが言える」とヨスはオランダのメディア『Formule 1』に語った。
「チームメイトとの比較も含めてだ。メルセデスの環境はハミルトンの役に立っている。マクラーレンでの数年間は、そうはいかなかったが」
「チャンピオンチームとチャンピオンマシンがなければ、世界チャンピオンになることはできない」
「こういう言い方もできる。私は、マックスがハミルトンのチームメイトとして走っても構わない。これではっきりするだろう?」
「彼らが同じマシンに乗るのが一番いい。そうすれば誰がベストか実際に比較できる」
「そうなるなら歓迎するよ。素晴らしいシーズンになるだろうね。そうなることを、全世界が待ち望んでいると思う」
ヨス・フェルスタッペンは、過去数シーズンにおいてマックスがハミルトンと互角の戦いができずにいるのは、マシンが劣っているからだと主張している。マシンパフォーマンスの差は実際は非常に大きいのかもしれないと彼は示唆した。
「マックスは3年前に準備ができていた。知ってのとおり、彼は常に110パーセントの力で走行する」とヨス・フェルスタッペンは付け加えた。
「その結果、マシンが実際どれぐらい優秀なのか、あるいはどれぐらい劣っているのかが判断しづらくなっているのだ。もしかすると我々のマシンはフェラーリより劣っていたかもしれない……。その可能性はあるが、事実は誰にも分からない」
「唯一できることは、マックスをチームメイトと比較することだ。アレクサンダー・アルボンは、カートや下位カテゴリーでの実績は悪くなかった。彼は良くやっていた。だが、(F1では)マックスと比較すると、かなり苦しんでいた」