「菅野ありきで進めないでほしい」通算159勝の球団OBが提言!巨人の若手投手陣への期待と課題を激白

2023年1月16日(月)16時46分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人OBが覇権奪還への鍵となる投手陣について語った。

 巨人は昨季、2017年以来5年ぶりのBクラスとなる4位となり、クライマックスシリーズ進出を逃すなど低迷した。シーズン中には、チームの大黒柱、坂本勇人が長期離脱するなど、苦しい戦いが続いた。2020年以来のリーグ制覇に向け、球団OBはどのように感じているのか。

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 元巨人の投手で通算159勝を誇る“ミスターパーフェクト”こと槙原寛己氏が、同じく元巨人でメジャーリーグでのプレーも経験した岡島秀樹氏のYouTubeチャンネル「岡島秀樹のオキドキチャンネル」に出演し、巨人の投手陣について語った。

 槙原氏はまず、投手陣について話した。今季、10勝7敗の成績を残し、復調の兆しを見せた菅野智之については、「菅野はスピードも落ちているけど、今年の状態でよく勝ったなと思う」と、全盛期と比べると本調子とは言えないものの、一定の成績を残したことを評価した。しかし、槙原氏は、「ただ、菅野ありきで全部ことを進めないでほしい」と語る場面も。「もう戸郷という新しい若手の投手が出てきている。菅野はエースだけど、戸郷とか今年出てきた若手投手をもっと使うと思う」と、若手投手の積極起用を進めた。昨季は、戸郷が12勝を挙げるなど、巨人の投手陣を引っ張る活躍を見せた。また、プロ初勝利を含めて5勝を挙げた山崎伊織や、ルーキーで開幕ローテーション入りを果たし、5勝を挙げた赤星優志などが台頭したが、今季はさらなる飛躍を遂げることができるのだろうか。

 また、中継ぎ投手陣について槙原氏は、「あと(課題は)7回、8回だよね」と話し、セットアッパーがいないことを不安要素として挙げた。「パワーピッチャーはいるけど、今年のリリーフはコントロールが悪かった」と、中継ぎ投手陣全体の課題について語った。今季は怪我で離脱していた中川皓太の復活、新外国人で160キロ右腕のヨアン・ロペスなど、抑えの大勢までつなぐ勝利の方程式を構築することはできるのだろうか。

 セ・リーグ制覇、日本一を目指す巨人は、槙原氏が語ったように若手投手陣のさらなる活躍と、セットアッパーの台頭が必要だ。来季の巨人は投手陣が鍵となる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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