侍ジャパン 「最強ジャパン」の呼び声もささやかれる「大きな穴」
2023年1月16日(月)11時5分 ココカラネクスト

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3月に開催されるWBCへ出場する日本代表「侍ジャパン」の全容が判明した。大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)、鈴木(カブス)らメジャー組に、村上(ヤクルト)らトップ選手が集うことになった。
すでに先行発表されている12人のメンバーに加え、新たに岡本和(巨人)、大城(巨人)、中野(阪神)、高橋宏(中日)、宇田川(オリックス)らが招集されることも判明。
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大谷やダルビッシュなどのメジャー組含め、「最強侍」の呼び声も高まる中、一抹の不安の声もある。
それは「外野手の布陣が少し薄いのではないかという点です。ヌートバーが中堅を守るといわれていますが、足が使えて守備範囲も広い、塩見、近本の選出漏れを惜しむ声もあります」(放送関係者)
こういった声を反映するかのように、一時、ツイッターでは「外野4人」がトレンド入り。「外野4人って大丈夫なの?」「外野4人って少なすぎないか?」とメンバー構成に不安の声も散見された。
外野手の布陣は鈴木、近藤(ソフトバンク)、吉田(レッドソックス)、ヌートバー(カージナルス)、ほかにも外野のバックアップメンバーとしては周東(ソフトバンク)など内外野を守れる選手が多く選出されているとはいえ、少し気になる点ではある。
昨年11月に行われた強化試合にも選出されていた塩見は2戦目の巨人戦で本塁打を放つなど打撃でも存在感を示していた。盗塁王の近本にしろ、足を使える外野手として、日本が目指すスモールベースボールには最適ともいわれていた。
ほかにもここまでの侍ジャパンで二遊間を務めることが多かった坂本(巨人)、菊池涼(広島)も今回のメンバーからは外れ、世代交代も進んだ。
「この2人は21年の東京五輪でもキャプテンシーを発揮し、チームをまとめたことも知られています。そういった役割を新生ジャパンで誰が果たすかも注目となりそうです」(同)
3大会ぶりの世界一奪回を目指す「最強メンバー」が果たしてどんな戦いぶりを見せるのか。メンバーも固まり、今後も様々な視点で興味をひきそうだ。
【WBC日本代表メンバー】☆は先行発表、()内は所属
◆投手
大谷翔平☆(エンゼルス)
ダルビッシュ有☆(パドレス)
戸郷翔征☆(巨人)
佐々木朗希☆(ロッテ)
山本由伸☆(オリックス)
今永昇太☆(DeNA)
松井裕樹(楽天)
栗林良吏(広島)
湯浅京己(阪神)
大勢(巨人)
宮城大弥(オリックス)
宇田川優希(オリックス)
高橋奎二(ヤクルト)
高橋宏斗(中日)
伊藤大海(日本ハム)
◆捕手
甲斐拓也☆(ソフトバンク)
中村悠平(ヤクルト)
大城卓三(巨人)
◆内野手
源田壮亮☆(西武)
牧秀悟☆(DeNA)
村上宗隆☆(ヤクルト)
山田哲人(ヤクルト)
山川穂高(西武)
周東佑京(ソフトバンク)
中野拓夢(阪神)
岡本和真(巨人)
◆外野手
近藤健介☆(ソフトバンク)
鈴木誠也☆(カブス)
吉田正尚(レッドソックス)
ヌートバー(カージナルス)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]