「必要とする球団はある」球界OBが元レッドソックス、沢村獲得を予想する「球団名」

2023年1月16日(月)15時3分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 昨季まで米球界でプレーしていた沢村拓一は無所属のまま新たな一年を迎えた。昨シーズン途中にレッドソックスを自由契約となり、マイナーを経て現在に至っている。

 同じく、メジャー、マイナーでプレーし、日本に帰国していた有原航平は今オフ、ソフトバンク入りが決定し、筒香嘉智もレンジャーズとマイナー契約を結んだことで、沢村の動向にも注目が集まっている。

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 昨年、沢村はシーズン終盤までレッドソックスの中継ぎとしてマウンドに登り続けていた。49試合に登板し1勝1敗、防御率3・73の成績を残しており、8月29日にDFA(メジャー40人枠外となる措置)となったことが伝えられても、再契約や他球団でのプレーの機会を得られるものとの声も少なくなかった。

 メジャー1年目の2021年シーズンもリリーフとして様々な場面で起用され、5勝をマークするなどチームのポストシーズン進出に貢献、リーグチャンピオンシップでは3試合で登板している。

 沢村はレッドソックスでの2シーズンで、計100試合以上の登板実績があることからも、今後もメジャー球団との契約の可能性は残されていると言えるだろう。しかし、所属先が決まらない現状にもどかしさを感じ、NPB復帰を望む球界OBの声も伝えられている。

 かつて大洋(現DeNA)や日本ハムでプレーし、現在は野球評論家として活動する高木豊氏が自身のYouTubeチャンネル『TAKAGI YUTAKA BASEBALL CHANNEL』の中で、沢村に日本球界復帰を求める思いのたけを語っている。

 1月14日に配信された「【どうなる去就】沢村拓一・筒香嘉智選手の日米含めて移籍の可能性について言及します!」の中で高木氏は、沢村が現在も米球界でのプレーを希望していることや、メジャー志向が高い選手だと述べながらも「日本に帰ってきた方が良い」と主張。その上で「好きな野球をやっていてプレーできないっていうことが一番苦しいんじゃないかな」と沢村の胸中を推し量っている。

 また、高木氏はNPB復帰の場合、沢村は「どちらかと言えばパ・リーグ向き」と評し、ロッテ、日本ハムを移籍先候補に挙げた。ロッテは古巣であることに加え、吉井理人監督が2020年在籍時のコーチだったことで「吉井監督も知っているだろうし良いのかなと思う」とコメント。さらに日本ハムは、新庄剛志監督もメジャーでのプレー経験を持っていることを指摘し「メジャー帰りってことで気持ちが解るから」と説明している。

 一方で高木氏は昨年の沢村の成績に触れ、「失敗という数字じゃないから帰りにくいんだよね。まだ出来るって思っているだろうし。出来る力も持っている」と言葉を並べ、好パフォーマンスをみせていたことも日本球界復帰を決断できない理由と述べた。

「このまま消えていくのは寂しい」「あきらめるのは簡単だからね」

 大学の後輩でもある沢村に対し、そんな言葉も送った高木氏。動画の中では終始、現在34歳の右腕のプレーを待ち望む心境を覗かせていた。果たして今後、沢村拓一のマウンドに登る姿が見られるのはいつ、どんなシチュエーションになるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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