伊藤美誠4試合も「体力持つ」3年連続3冠まず1冠

1月16日(木)22時11分 日刊スポーツ

混合ダブルス決勝、張本・長崎組を破り優勝した伊藤(右)森薗組(撮影・前岡正明)

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<卓球:全日本選手権>◇第4日◇16日◇丸善インテックアリーナ大阪◇混合ダブルス決勝

東京オリンピック(五輪)で女子シングルス、団体戦、混合ダブルスと3種目で代表権を獲得した伊藤美誠(19=スターツ)が全日本史上初となる3年連続3冠(女子シングルス、同ダブルス、混合ダブルス)へ向け、まずは1冠を手にした。
混合ダブルスで森薗政崇と組み、張本智和、長崎美柚組に3−1で勝利。1936年(昭11)の第1回大会から85年、79回(第2次世界大戦のため41〜45年は中止)の歴史で初の偉業が記録される可能性が出てきた。
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伊藤は東京五輪男子のエース張本に対し、積極的に仕掛けた。第1ゲーム、3−5とリードを許す場面、フォア強打で張本のネットを誘い、4−5。次はクロスに打ち込んだバックハンドで張本の返球がアウトとなり、5−5−と追いついた。そのまま同ゲームを11−6で先取し、勢いに乗った。
ワールドツアーでも対戦経験がある2人。「お互いに分かりきっている仲なので、張本くんのボールを取らないとミックスは始まらない。頭で判断して、対応できたことは良かった」と自己評価。ラケットのラバーが裏表で違う異質型から繰り出す変幻自在な球で「取るのが難しかった」と張本に言わせた。
東京五輪イヤーの全日本で歴史的快挙が懸かる。戦前の36〜40年は行われなかった混合だが、戦中の中止から明けた46年から追加され、ここまで2年連続を含め2度、3冠を成し遂げたのは伊藤と、男子の斎藤清(82、83年)だけ。3年連続を含め、3冠を3度経験した選手はいない。
この日、4試合をこなした伊藤は「自分の体力が少し持つようになった。疲れを取って明日に臨みたい」と、淡々と偉業に向けて歩みを進める。【三須一紀】

日刊スポーツ

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