コウスケ・ハマモト暫定首位 タイ人、日本国籍視野

1月16日(木)20時58分 日刊スポーツ

初日をホールアウトし、引き揚げるハマモト(撮影・高田文太)

写真を拡大


<男子ゴルフ:SMBCシンガポール・オープン>◇第1日◇16日◇シンガポール・セントーサGCセラポンC(7397ヤード、パー71)◇賞金総額1億711万円(優勝1927万9800円)

【16日シンガポール=高田文太】アジアンツアーと共催の20年日本男子ツアー開幕戦で、父親が日本人でタイ人のコウスケ・ハマモト(20)が暫定首位に立った。6バーディー、ボギーなしの65。サスペンデッドのため45人がホールアウトできなかったが、唯一の6アンダーと堂々の成績だ。漢字名は「浜本康介」。将来的には日本国籍でプレーする可能性もある新鋭が、ツアー初優勝を目指す。
  ◇    ◇    ◇
6アンダーで初日を終えたハマモトに、観衆から大きな拍手が送られた。無名の新鋭の躍進に、ホールアウト直後からは取材攻勢。海外メディアには、出身のタイ・チェンマイのインターナショナルスクールで学んだ、最も得意という英語で回答。日本メディアには「そんなに話せませんよ」と謙遜したが、流ちょうな日本語で話した。日本人の父とタイ人の母を持ち、他にタイ語と3カ国語を操る頭脳明晰(めいせき)な20歳は「結果が良くてビックリ。初優勝は考えていません」と恐縮しきりだった。
10番からスタートし、11番ミドルで早々にバーディーを奪った。ボギーなしで6バーディー。18ホールすべて2パット以内で計27パット、特に後半は12パットとさえた。「アイアンとパターがよかった」と、3番ミドルはチップインでバーディーも奪った。一昨年にプロデビューし、主戦場はアジアンツアー。これまで2位が最高成績で初優勝も狙える好発進だが「自分でプレッシャーをかけず、笑顔でプレーしたい」と、終始穏やかな表情で話した。
毎年、正月は松山市の祖母の家で過ごしてきた。幼少期には道後温泉にも行った。本人によると現在、タイと日本の2つの国籍を保有。「たぶん来年どちらかの国籍に決めないといけない。どちらにするかは家族と相談して」と、将来的に日本人選手となる可能性もある。一方で父については「名前は『くにてる』ですが漢字は分かりません」。自身の漢字名「康介」は、五輪2大会連続平泳ぎ2冠の北島康介氏と同名も「誰ですか? すみません、知りません」と日本文化となじみの薄さものぞかせた。
ゴルフとの出会いは8歳時のテレビゲーム「みんなのゴルフ」と明かして笑いを誘い、最後は礼儀正しく報道陣に「ありがとうございました」とあいさつ。生まれも育ちもタイながら、日本人らしさのある新鋭が日本男子ツアー開幕戦を盛り上げる。【高田文太】

日刊スポーツ

「首位」をもっと詳しく

「首位」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ