ビルバオ、ルーマニア代表DFを獲得…史上6人目の外国人選手が誕生
2018年1月16日(火)16時58分 サッカーキング
“純血主義”を貫くアスレティック・ビルバオに、クラブ史上6人目となる外国人選手が誕生した。同クラブは15日、ルーマニア代表DFクリスチャン・ガネアを獲得することで、同国1部のヴィトルル・コンスタンツァと合意に達したことを発表した。
1898年に創設されたアスレティック・ビルバオは、1912年にバスク人だけでチームを構成するという“純血主義”を導入。この方針は近年になって緩やかになったとはいえ、フットボールの国際化が進んだ現在も、バスク地方にゆかりのある選手もしくはバスクのクラブのカンテラで育成された選手までしか補強範囲を広げていない。
それゆえ、外国人選手がアスレティック・ビルバオでプレーする例は極めて少ないが、1986−87シーズンから4年間在籍したブラジル出身のビセンテ・ビウルン氏を皮切りに、1996−97シーズンには1年間ながら元フランス代表のビセンテ・リザラス氏もプレー。また、2002−03シーズンから5年間在籍したメキシコ出身のハビエル・イトゥリアガ、2004−05シーズンから9年間在籍したベネズエラ代表のフェルナンド・アモレビエタ、2012−13シーズンに入団した現チームの主力である元U−21フランス代表のアイメリク・ラポルテと、近年はカンテラに加入してトップチームに昇格した外国人選手が相次ぎ誕生。今回入団が内定したガネアは、6人目の外国人選手となった。
1992年にルーマニア北部のビストリツァで生まれたガネアは、11歳で家族と共にバスク自治州のバサウリに移住。18歳でマジョルカのカンテラに入団するまでは、バスクの複数のクラブを渡り歩き、アスレティック・ビルバオの育成チームであるバスコニアにも所属した。また、U−18バスク代表でプレーした経験も持ち、不合格となったもののアスレティック・ビルバオの入団テストを受けた経緯もある。2013年にマジョルカからウニヴェルシタテア・クラヨーヴァに移籍して以降は母国でプレーを続けていたガネアだが、かつて夢見たアスレティック・ビルバオ入りが晴れて叶うこととなった。
なお、左サイドバックを本職とするガネアは、来シーズンからアスレティック・ビルバオでプレーし、契約期間は基本3年にオプション1年が付いた最大4年になるとのこと。同クラブには、日本代表MF乾貴士が所属するエイバルで右サイドバックを務めるスペイン人DFアンデル・カパの加入も内定しており、来シーズンは両サイドバックに注目が集まりそうだ。
文=北村敦
1898年に創設されたアスレティック・ビルバオは、1912年にバスク人だけでチームを構成するという“純血主義”を導入。この方針は近年になって緩やかになったとはいえ、フットボールの国際化が進んだ現在も、バスク地方にゆかりのある選手もしくはバスクのクラブのカンテラで育成された選手までしか補強範囲を広げていない。
それゆえ、外国人選手がアスレティック・ビルバオでプレーする例は極めて少ないが、1986−87シーズンから4年間在籍したブラジル出身のビセンテ・ビウルン氏を皮切りに、1996−97シーズンには1年間ながら元フランス代表のビセンテ・リザラス氏もプレー。また、2002−03シーズンから5年間在籍したメキシコ出身のハビエル・イトゥリアガ、2004−05シーズンから9年間在籍したベネズエラ代表のフェルナンド・アモレビエタ、2012−13シーズンに入団した現チームの主力である元U−21フランス代表のアイメリク・ラポルテと、近年はカンテラに加入してトップチームに昇格した外国人選手が相次ぎ誕生。今回入団が内定したガネアは、6人目の外国人選手となった。
1992年にルーマニア北部のビストリツァで生まれたガネアは、11歳で家族と共にバスク自治州のバサウリに移住。18歳でマジョルカのカンテラに入団するまでは、バスクの複数のクラブを渡り歩き、アスレティック・ビルバオの育成チームであるバスコニアにも所属した。また、U−18バスク代表でプレーした経験も持ち、不合格となったもののアスレティック・ビルバオの入団テストを受けた経緯もある。2013年にマジョルカからウニヴェルシタテア・クラヨーヴァに移籍して以降は母国でプレーを続けていたガネアだが、かつて夢見たアスレティック・ビルバオ入りが晴れて叶うこととなった。
なお、左サイドバックを本職とするガネアは、来シーズンからアスレティック・ビルバオでプレーし、契約期間は基本3年にオプション1年が付いた最大4年になるとのこと。同クラブには、日本代表MF乾貴士が所属するエイバルで右サイドバックを務めるスペイン人DFアンデル・カパの加入も内定しており、来シーズンは両サイドバックに注目が集まりそうだ。
文=北村敦