DeNAの2010年代は大転換期 山崎康晃らドラ1大卒投手の躍進でAクラス常連へ 

1月16日(木)6時0分 SPAIA

DeNA・ラミレス監督

Ⓒゲッティイメージズ

2016年から上位争いの常連へ

2010年代のDeNA(前身球団含む)は優勝、日本一ともに0回。Aクラスは3度だけと苦しい10年間だった。しかし、2015年までとそれ以降でチームは大きく変わっている。

2010年代のDeNAの総合成績


ベイスターズは2010年、2011年と最下位が続き、そのオフ、親会社がTBS(現TBSホールディングス)からDeNAに変わった。しかし順位はすぐに変わらず、2012年も最下位。2013年と2014年は5位、翌2015年は再び最下位。6年間で4度の最下位、そして2度の5位と成績は上向かなかった。

ところが2016年に変貌を遂げる。同年、中畑清監督からアレックス・ラミレス監督へとバトンタッチすると、チームは上位争いに加わるようになり、4年間で3度のクライマックスシリーズ進出を果たした。直近の2019年はDeNAに変わってから最高順位となる2位でフィニッシュ。大砲・筒香嘉智がMLB移籍で退団となるものの、投手陣は安定しており、2020年代へ向け希望の持てる締めくくりとなった。

ファンの数も大きく増えた。2010年には約110万人だった観客動員数が、2019年には過去最多の228万人となった。チームが強くなり、ファンが増える。DeNAはここまで順調にきていると言っていいだろう。

2015年は前半戦首位ターンからの最下位

DeNAにチームが変わってから4年目の2015年シーズン。DeNAは序盤いつになく好調だった。巨人を自由契約となったホセ・ロペスが加わり、梶谷隆幸、筒香嘉智といった若手と形成する打線を全面に押し出し火を吹いた。投手陣もルーキーの山崎康晃が守護神に定着し、チームを勢いづけた。

4月を15勝13敗と勝ち越しで乗り越えると、5月も勢いは衰えない。16勝10敗と貯金を増やし、首位でセ・パ交流戦に突入したのである。だが、その交流戦でまさかの12連敗(引き分け挟む)。その後、少し持ち直したことで前半戦をなんとか首位で折り返した。しかし、後半戦は序盤の勢いを取り戻すことができず、4連敗以上を6度も記録するなど各月ともに大きく負け越し。3年ぶりの最下位でシーズンを終えることになった。

前半戦を首位で折り返しての最下位はNPB史上初めてのこと。このシーズンをもって中畑清監督は退任となった。チームとしては最下位と悔しいシーズンだったが、この先につながるシーズンでもあったことは間違いない。

野手陣を見ると、ロペスが加入し打線、一塁守備ともに安定。筒香嘉智が2年連続で打率3割、20本塁打を達成し一流選手の仲間入り。508得点は優勝したヤクルトの574得点に次いでリーグ2位。112本塁打はリーグトップと打線はリーグでも屈指のものとなった。

一方の投手陣は規定投球回に到達した投手不在と苦しんだ。598失点、防御率3.80はともにリーグ最下位という数字が台所事情の苦しさを物語っている。だが、中継ぎ陣では山崎康晃が守護神に定着し、三上朋也が21試合の登板で防御率0.81と奮闘。将来主力となるメンバーはしっかりと結果を残している。

その後のチーム成績を見ると、翌2016年シーズン以降は常に上位争いを繰り広げている。そういった意味でもDeNAというチームにおいて、2015年はひとつのターニングポイントとなったシーズンだった。

ドラ1大卒投手の躍進が目立つ

2010年代におけるDeNAのドラフト1位指名選手を見ると、大卒の投手が軒並み結果を残している。改めてその名前を見ると凄さが際立つ。山崎康晃(2014年)、今永昇太(2015年)、濱口遥大(2016年)、東克樹(2017年)、上茶谷大河(2018年)と5年連続で「大卒ドラ1投手」がルーキーイヤーから結果を残している。

下位指名で獲得した高卒の投手も頭角を現しつつある。砂田毅樹(2013年育成1位)、飯塚悟史(2014年7位)、京山将弥(2016年4位)らがそうだ。即戦力となる大卒の投手を1位で確実に補強しつつ、将来性を見込んだ高卒の投手を下位指名で獲得。育成をしたうえで戦力に変えているのである。

ようやく投手陣は揃ってきた。次は野手を育てるのが大事になってくる。細川成也や伊藤裕季也と次世代の主軸となりうる候補者はいる。彼らが2020年代の早い段階で主軸となれば1998年以来となるリーグ優勝に手が届くはずだ。

<2010年代のドラフト1位>
2019年:森敬斗(桐蔭学園高/内野手)
2018年:上茶谷大河(東洋大/投手)
2017年:東克樹(立命館大/投手)
2016年:濱口遥大(神奈川大/投手)
2015年:今永昇太(駒沢大/投手)
2014年:山崎康晃(亜細亜大/投手)
2013年:柿田裕太(日本生命/投手)
2012年:白崎浩之(駒沢大/内野手)
2011年:北方悠誠(唐津商高/投手)
2010年:須田幸太(JFE東日本/投手)

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