ダカール帰りのセバスチャン・ローブがプーマ・ラリー1をテスト。WRCモンテカルロへの準備完了

2022年1月17日(月)12時15分 AUTOSPORT web

 WRC世界ラリー選手権で9度のワールドチャンピオンを獲得したセバスチャン・ローブが1月16日、サウジアラビアを駆け抜けた『BRXハンターT1+』からMスポーツ・フォードが開発した最新WRCカーの『フォード・プーマ・ラリー1』へと乗り換え、今週末に行われるラリー・モンテカルロに向けた事前テストを完了させた。


 元日から14日までの期間に中東のサウジアラビアで開催されたダカールラリー2022に参戦し、進化したBRXハンターで準優勝を果たしたローブ。彼は短いインターバルを挟み、今週20日(木)から23日(日)かけて開催されるWRC開幕戦モンテカルロに参加する予定だ。


 そのための準備として、ローブと契約を結んだMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、16日(日)に元選手権王者によるプラグイン・ハイブリッドマシンの事前テストを実施した。


 このテストは約1週間かけて行われており、約2年ぶりにWRC復帰を果たすローブが乗り込む以前には、チームメイトのアドリアン・フルモーとクレイグ・ブリーンがフォード・プーマ・ラリー1をドライブしている。なお、12日(水)にはブリーンがクラッシュを喫し新型車両が谷底へ転落するアクシデントがあったものの、その後マシンは修復され、ガス・グリーンスミスも“レジェンド”の走行前にテストを終えている。


 モンテカルロを想定したターマック(舗装路)でのテストを完了したローブは現地16日に自身のTwitterを更新し、「景色も(気温も)がらりと変わった。しかし、変わっていないことがひとつあるとすれば、それはフォード・プーマ・ラリー1をドライブするしている楽しみだ」とコメントしている。





WRC元9連覇王者がラリー・モンテカルロでドライブするフォード・プーマ・ラリー1
セバスチャン・ローブ駆るBRXハンターT1+(バーレーン・レイド・エクストリーム) ダカールラリー2022
バーレーン・レイド・エクストリームからダカールラリー2022に参戦したセバスチャン・ローブは、ナッサー・アル-アティヤ(TOYOTA GAZOO Racing)に次ぐ総合2位表彰台を獲得した

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