原巨人 DeNAからベテラン右腕獲得で追い込まれる「選手の名前」

2023年1月17日(火)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人は16日、前DeNAの三上朋也投手(33)と育成選手契約を結んだと発表した。

 同日に入団会見を行った三上は「素直にうれしい気持ちでいっぱいです。しっかり巨人の戦力になって戦いたいという強い気持ちがあります」と声をはずませた。

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 三上はプロ通算346試合に登板、10勝15敗114ホールド23セーブをマーク。過去に60試合以上登板のシーズンもあるなど、タフネス右腕は昨年、下半身のコンディション不良の影響で19登板に終わっていた。

 新背番号は「053」に決定。現状の支配下登録選手は57人で、ほかにも現在は1軍経験豊富な“故障組”が控えていることもあり、支配下は13枠を巡るし烈なサバイバルとなるが、実績のある右腕だけにキャンプ、オープン戦で結果を示していけば、支配下は十分勝ち取れると見られている。

 合流すれば、ブルペンでも最年長となることで三上にはまとめ役も期待される。一方で、昨年不振だった中継ぎ陣の中では追い込まれる選手も出てきそうだ。

 昨年行われた侍ジャパンとの強化試合でも中継ぎ陣のふがいなさが指揮官の怒りを買った場面があった。

 11月6日に行われた試合(東京ドーム)では9回に8番手として登板した鍬原が、塩見と村上にそれぞれ一発を浴びるなど失点を重ねた。

 さらに試合後に行われたWBC本戦を意識したタイブレーク練習時、無死二塁の場面で登板した畠は、先頭の西川に左前適時打を許したのを皮切りに四球もからんで3安打4失点の醜態を見せた。

 これには原監督も「よみうりランド(ジャイアンツ球場)で実績を残しているピッチャーたちは、何をよみうりランドで練習しているのかと。コーチは何を指導しているのかなというね」と当時、ジャイアンツ球場で調整を行っていた中堅中継ぎ陣に「喝」を入れたのだ。

 鍬原は昨年、中継ぎとして自己最多の49試合に登板、3勝2敗、防御率・5・16、13ホールド。同じく畠も中継ぎとして27試合に登板、3勝0敗、防御率・3・14とチームを支えた。一方で鍬原自身、「大事な試合ではよくベンチを外された」と認めるように、首脳陣の信頼を得るためにはもう1段階のレベルアップが必要と感じている。

 昨年、共にリーグ連覇したヤクルトとオリックスに共通するのは鉄壁のブルペン陣を誇ること。安定した先発陣とともに後ろを守る中継ぎ陣にもV奪回を目指す今季はさらなる奮起が求められている。

 三上加入で刺激が生まれ、チーム内の競争が激化されれば、底上げにもつながる。もくろみ通りといくか。ベテラン右腕の活躍にも期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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