「まだ足りない」驚愕トレードが続く中日で身内から「さらなる補強」が望まれる理由

2023年1月17日(火)17時21分 ココカラネクスト

 今オフ、阿部、京田と続々と主力を放出、「血の入れ替え」を進めている立浪中日でさらなる補強を望む声が出ている。

 補強ポイントは捕手だという。昨年12月26日に中日はロッテ・加藤匠馬捕手(30)を無償トレードで獲得。加藤匠はわずか1年半での出戻りとなった。強肩が武器で、19年は中日で初の開幕マスクも務めたこともある加藤匠は近年は木下の台頭もあり、出番は減少しており、一昨年6月にトレードでロッテに移籍していた。

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 このトレードはチームで捕手が6人と緊急性が高かったこともあり、まとまった話だったがチーム内からはさらなる捕手補強を望む声も出ている。

 中日二軍でバッテリーコーチを務める小田幸平氏はCBCテレビの公式YouTubeチャンネル「燃えドラch」の中で14日までに更新された動画内で、かつてのチームのエースで中日OBの吉見一起氏と対談。

 その中で小田氏は「強いチームは2番手捕手がすごく大事」と力説した上で、「だから獲ってください!」と球団に捕手獲得を訴えるシーンがあった。チームには捕手がまだ足りないという見解を示したのだ。

 具体的な理由としてはリーグ連覇を果たしているヤクルトには中村の下に打撃面でも勝負強さを発揮している若手の内山がいるとし、ほかのチームを見渡しても、2番手捕手が育っていないところはチームがなかなか勝ちきれないとした。

 中日では「打てる捕手」として知られる木下が昨年は主戦捕手として活躍したが、2番手捕手の層が薄いのも不安材料となっている。プロ4年目の石橋は順調に育っているが、昨年11月に右ひじ、左ひざの手術を受けたことで復帰時期が不透明となっていることも懸案材料となっている。

 また捕手難は球団の見通しの甘さが影響しているとの指摘もある。オフに入ってから山下、桂、マルティネスと3人の捕手を戦力外にしたことが響いているというのだ。

 チームでは山下がつけていた捕手ナンバーの「39」が空いていることも一部から注目されている。今オフは驚愕のトレード連発で話題を集めた中日が、再び動き出すか。まだまだ目が離せなそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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