久保建英の”温存”は「レアル・ソシエダを喜ばせた」 スペインメディアは「2戦目も交代要員」と見通し【アジア杯】

2024年1月17日(水)17時30分 ココカラネクスト

久保はアジアカップ初戦で途中出場からアシストをマークした(C)Getty Images

 カタールで開催されているアジアカップで、日本代表は1月14日に行われたベトナム代表戦に4‐2で勝利し、初戦を白星で飾った。5度目のアジア制覇を目指す今大会、ベトナム戦では一時リードを許すも4得点を奪っての逆転勝ちと、チーム力の高さが表れた内容となった。

【動画】アジアカップ初戦で2ゴール1アシストと南野拓実が奮闘!日本に歓喜をもたらした先制ゴールのシーン

 だがその一方で、大会前からの負傷が完治していない主力選手もメンバーに名を連ねている今回の日本代表。三笘薫、冨安健洋などはチームに帯同しながら回復を図る形となり、森保一監督も出場時期の見極めに慎重を期すこととなる。

 そして久保建英も、所属クラブでの疲労を抱えた中での大会参加だったものの、ベトナム戦では後半39分から出場。その直後、チーム4点目となる上田綺世のゴールをお膳立てしている。コンディションが不安視された中、ピッチに立った直後でのアシストで格の違いを見せつけた。

 日本のキーマンに位置付けられるだけに、先発、途中出場など2戦目以降、背番号20がどのようなタイミングでピッチに立つか注目されている。そして、レアル・ソシエダの主力プレーヤーでもある久保に対し、スペインメディアもその動向を追い続けているようだ。

 サッカーサイト『El GolDigital』は1月16日、代表チームに加わった久保の現状を伝えるトピックの中で、シーズン途中でのアジアカップが「怪我の懸念をさらに高めることになる」と不安視しており、「レアル・ソシエダが最も恐れているのは、クボが日本代表で負傷することだ」と綴っている。

 その上で、「アジアカップの初戦を終えて、レアル・ソシエダは安堵のため息をついた。意外なことに、日本代表のベストプレーヤーであるにもかかわらず、クボは日本代表の初戦でベンチスタートとなった」と振り返った。

 同メディアは、「クボの代わりに出場した2人の選手、タクミ・ミナミノとケイト・ナカムラが前半にゴールを決め、アジアカップの優勝候補はハーフタイム前に逆転した」と出場メンバーの動きを称えている。

 また、久保が7分間の出場に終わったことで「レアル・ソシエダを喜ばせた」と記しながら、「攻撃陣のレベルが高いため、モリヤス監督は(2戦目も)クボを先発させるつもりはない。このレアル・ソシエダの選手は、グループステージの1位通過を決めるイラクとの第2戦では交代要員として起用されるだろう」と見通している。

 加えて同メディアは、今後も久保が短時間のプレータイムとなることを予想し、「(チャンピオンズリーグ)PSG戦に最高のコンディションで臨むことができるだろう」として、万全の状態でのクラブ復帰に期待を寄せた。

 シーズンも佳境に入った中での代表招集について、かねてより欧州メディアや各国リーグ関係者による、複雑な心境などが伝えられていた。そして大会が幕を開けた現在も、選手の所属クラブへの帰還を待ち望む想いには、変わりはないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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