故障続きのレンドーンは“復活”できるのか エンゼルス新コーチは「健康であれば、球界最高の選手。カムバックすると信じている」
2024年1月17日(水)11時30分 ココカラネクスト

レンドーンは復活できるのか。エンゼルスの命運を握ることになりそうだ(C)Getty Images
今オフにフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平が10年7億ドル(約1015億円)でドジャース入りした。二刀流スターが退団したエンゼルスは2024年シーズン、どのようにして浮上を目指すのだろうか。
チームには投打で大きすぎる穴が空いてしまったが、ここまで大きな補強の動きはない。エンゼルスが浮上するために打線ではスーパースターのマイク・トラウトや、19年にナ・リーグ打点王を獲得したアンソニー・レンドーンの活躍が必要不可欠になるが、昨年は故障で離脱することが多かった両選手。24年シーズンはフルシーズンで活躍することができるのだろうか。
【関連記事】「損失を埋めるのは難しいだろう」米メディアが発表した「今オフ最も進歩していない10球団」で大谷翔平が退団したエンゼルスが“ワースト1位”に
19年には打率.319、34本塁打、126打点をマークし、ナショナルズに世界一に貢献したレンドーン。20年に7年総額2億4500万ドル(約358億円)の超大型契約でエンゼルス入りしたが、移籍後は100試合以上に出場したシーズンがない。“不良債権化”に現地メディアやファンからは嘆きの声が多く上がっているが、エンゼルスの首脳陣は今年の復活に期待しているようだ。
エンゼルス専門メディア『Halos Today』は現地15日(日本時間16日)に記事を配信し、一塁コーチに就任したボー・ポーター氏がレンドーンに関して語った内容を記載した。
レンドーンとナショナルズ時代に同僚だったポーターコーチは「彼とは就任前に話をしたし、就任後もメッセージを交換している。僕にとって素晴らしいのは、アンソニーほど長い付き合いになると、2人の間で核心に触れる会話ができることだ」と現在の関係について話し、「この2年間の怪我や彼が耐えなければならなかったこと、組織が耐えなければならなかったことを考えると、私は彼が今年のカムバックプレーヤーになると信じている」と、今年の復活に期待した。
ナショナルズ時代にはメジャートップクラスの成績をマークしてきたレンドンは、エンゼルス移籍後の4年間で思うような成績を残せていない。しかし、同コーチは「健康であれば、彼は球界最高の選手の一人だ。彼の実績がそれを証明してくれるだろう」と復活を期待。さらに、「ただ、ここ数年間で彼が健康ではなかったことは非常に残念だ。私にとっては、彼をフィールドに立たせ続けることがすべてだ。彼がフィールドで活躍できるようになったとき、我々はより良い球団になる」と、レンドーンのサポートに徹すると誓った。
二刀流スターが去った今、レンドーンはエンゼルスの“キーマン”であるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 「損失を埋めるのは難しいだろう」米メディアが発表した「今オフ最も進歩していない10球団」で大谷翔平が退団したエンゼルスが“ワースト1位”に
- 大谷翔平が去ったエンゼルスは今オフも大物選手獲得“なし”か サイ・ヤング賞左腕のスネルを「熱心に追いかけていない」と米報道
- “消極的だった”ドジャースが異例の受諾 大谷翔平の超巨額契約にトレード拒否権が付帯された理由とは?
- 「想像もしていなかった」大型補強を続けるドジャースの投手陣に新加入選手から驚きの声 米メディアも「恐ろしいローテが誕生した」と驚愕
- 「後悔はゼロ」と衝撃のセリフ 大谷翔平をトレードに”出さなかった”理由をエンゼルスGMが告白「ただ、うまくいかなかった」