大谷翔平が去ったエンゼルスは今オフも大物選手獲得“なし”か サイ・ヤング賞左腕のスネルを「熱心に追いかけていない」と米報道
2024年1月17日(水)6時30分 ココカラネクスト

エンゼルスのターゲットとされていたスネルだが、どうやら猛烈に追いかけているわけではないようだ(C)Getty Images
今オフFA市場で最大の目玉となっていた大谷翔平。二刀流スターは10年7億ドルの超巨額契約でドジャースに入団が決まった。一方で、昨年まで在籍したエンゼルスは、大谷が退団したことで投打に大きすぎる穴が空いた。今年は10年ぶりのプレーオフ進出を目指すチームだが、再建が急務な状況となっている。しかし、ここまで大きな補強の動きはない。
【関連記事】「損失を埋めるのは難しいだろう」米メディアが発表した「今オフ最も進歩していない10球団」で大谷翔平が退団したエンゼルスが“ワースト1位”に
現地ではエンゼルスがサイ・ヤング賞選出2回の実績を持ち、今オフにパドレスからFAとなっているブレイク・スネルの獲得に動くのではないかという声が上がっているが、球団の動きに否定的な意見も出ている。
米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は現地時間11日に記事を配信。「エンゼルスのオーナー、アルテ・モレノは大投手について“雑草の中”にいると言っている。それは、方針転換の可能性を示唆しているが、今のところ彼らは大物を熱心に追いかけてはいない」と指摘した。同記者によると、エンゼルスはスネルなどの大物選手獲得に動いていないようだ。
エンゼルス専門サイトの『Halos Today』はヘイマン氏の報道に「エンゼルスは結局、フリーエージェントで大物投手の獲得は見送りか」と題して記事を配信し、反応した。
スネルについては「エンゼルスは今オフ、スネルを補強の最優先事項にしたという報道があった。彼はエンゼルスにとってゲームチェンジャーとなり、チームは彼の能力から恩恵を受けることができるだろう」と、投手陣が課題のエンゼルスに好影響を与える存在だと記載した。
しかし、同メディアはエンゼルスの過去の補強方針について言及。「歴史的に、エンゼルスはフリーエージェント投手との長期契約を躊躇してきた」と、大物投手の獲得したケースが少ない点を指摘した。また、「スネル側は巨額の契約を求めており、エンゼルスはその価格に納得できないかもしれない」と見解を示した。
2024年シーズン開幕前までにエンゼルスは大物選手獲得に動くのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 「損失を埋めるのは難しいだろう」米メディアが発表した「今オフ最も進歩していない10球団」で大谷翔平が退団したエンゼルスが“ワースト1位”に
- “消極的だった”ドジャースが異例の受諾 大谷翔平の超巨額契約にトレード拒否権が付帯された理由とは?
- 「ナメクジ野郎だ」ヤンキースが獲得した新戦力に批判の声 SNSでの遺恨に地元識者も反発「本当に嫌なやつだったんだ」
- 「想像もしていなかった」大型補強を続けるドジャースの投手陣に新加入選手から驚きの声 米メディアも「恐ろしいローテが誕生した」と驚愕
- 「非現実的なチームだ」大谷翔平、山本由伸加入の“ドリームチーム”にドジャース右腕は高揚「興奮という言葉では言い表せないよ」