大谷翔平は「大リーグDHトップ10」の堂々1位 鈴木誠也は8位 10位以下の吉田正尚は「グリーンモンスターが手に余る」
2025年1月17日(金)17時30分 ココカラネクスト

大谷は米メディアが選出した「大リーグDHトップ10」の1位に選ばれた(C)Getty Images
米メディア『Just Baseball』は現地時間1月15日(日本時間16日)、2025年における「大リーグDHトップ10」を識者6人による投票で選出し、カブスの鈴木誠也やドジャースの大谷翔平らが選ばれた。
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鈴木は8位にランクインし「メジャー3年間で満遍ない成績を残し、2024年のシーズンではfWARは3.6、(リーグ平均を100として換算した得点創出力である)wRC+は138、OPS.848、21本塁打、BB%(四球率)は10.8%、16盗塁でキャリア最高の成績を残した」と紹介した。
また、「唯一の大きな欠点は、2022年シーズンに向けて5年総額8500万ドル(約132億8000万円)の契約を結んで以降、フィールドに留まる能力がないことであり、3年間で140試合以上の出場を達成できていない」と伝え、「ピーター・クロー・アームストロングの台頭とスーパースターのカイル・タッカーの獲得により、2025年は平均以下の守備の選手は、DHの役割を担うようになる」と説明した。
そして、1位にランクインしたのは文句なしで大谷だった。メジャー史上初の「50−50」を達成し、本塁打と打点の2冠に輝いた大谷は、自身初のプレーオフに出場。ワールドシリーズ制覇に貢献した。
同メディアは「もしオオタニが打撃に全力を注げたらどんなことができるだろうかと興味があったかもしれないが、その答えは、野手として1イニングも出場していないにもかかわらず、fWARで全球団の中で3位という前代未聞のものだった」と、今回、堂々1位に輝いた理由を証明した。
今季は「二刀流」復活のシーズンとして期待され「マウンドから遠ざかっていたオオタニが完治した今、7億ドルの男は再び完全体となった」と、期待感を促した。
また、レッドソックスの吉田正尚は10位以下の「特別賞」として選出された。「ヨシダの契約状況は、レッドソックスのファンやフロントにとっても依然として痛いところだが、彼は当初、使えるコーナー外野手として給料をもらっていた。グリーンモンスターが手に余ることが証明された後、ヨシダがバットだけで価値を提供するつもりなら、パワー面で少し物足りない」と指摘した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]