プロ生活で素晴らしい点の一つは「自分を嫌う人、憎む人からお金がもらえること」 米女子選手が観客を挑発…激しい野次、ブーイングに「助けられた」
2025年1月17日(金)17時49分 ココカラネクスト

コリンズの挑発行為は会見でも止まらなかった(C)Getty Images
観客への挑発行為が物議を醸している。
現地時間1月16日、テニス四大大会「全豪オープン」の女子シングルス2回戦がメルボルン・パークで行われ、第10シードのダニエル・コリンズ(米国、世界ランク11位)は、予選勝者のデスタニー・アイアワ(オーストラリア、同195位)と対戦。7-6(4)、4-6、6-2で接戦をものにし、2年ぶり4度目の3回戦進出を決めた。
【画像】試合後に観客に尻を向け、投げキッス…コリンズがブーイングに挑発で対抗した実際の場面
現在話題となっているのは、観客を煽り続けたコリンズの振る舞いだ。地元オーストラリア勢の相手に熱い声援が送られる中、なんとか競り勝った31歳は、スタンドに投げキッスをしたり、耳に手を当てるポーズを繰り返したり、尻を叩いて見せたりと執拗に観客を挑発。オンコートインタビューでは、「応援ありがとう」と皮肉交じりに感謝を伝えている。
コートを去った後もコリンズは止まらない。記者会見では、「彼らがどっちを応援しているかに関係なく、エネルギッシュな観客の中で戦うのが大好き」とコメント。「あれでさらにモチベーションが高まった。特にプレーがあまり良くないとき、それはいいことだ」と語っており、完全アウェーの空気をプラスに捉えているようだ。
また、「最終的にかなり助けられたと思う」「ゴールラインを突破する後押しになった」と試合を振り返ったコリンズ。「プロスアスリートであることの最も素晴らしい点の一つは、自分を嫌う人や憎む人からお金がもらえること」「野次を飛ばすためにチケットを買ってくれた人たちのお金は、ダニエル・コリンズ基金に寄せられる」と続けていた。
昨季は、3月の「マイアミ・オープン」でWTA1000初優勝を飾り、5月にトップ10復帰を果たすなど、充実したシーズンを送っているコリンズ。3回戦は、第19シードのマディソン・キーズ(米国、世界ランク14位)と対戦予定だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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