南葛SCのFW赤﨑秀平が現役引退…体調の問題によりドクターストップがかかる

2023年1月17日(火)14時10分 サッカーキング

南葛SCは17日、FW赤﨑秀平の現役引退を発表(写真は仙台在籍時代) [写真]=Getty Images

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 南葛SCは17日、FW赤﨑秀平が現役を引退することを発表した。なお先日、同選手は南葛SCと2023シーズンの契約を更新していたものの、選手本人の体調の問題により、これ以上アスリートとしての活動を続けること自体にドクターからストップがかかったことを併せて伝えている。

 1991年9月1日生まれの赤﨑は現在31歳。2014年に筑波大学から鹿島アントラーズに入団すると、シュート精度の高さを武器に得点を積み重ねていった。その後は、ガンバ大阪、川崎フロンターレ、名古屋グランパス、ベガルタ仙台でも活躍。昨夏に南葛SCに加入し、Jリーグ参入を目指す同クラブでプレーしていた。

 明治安田生命J1リーグで通算140試合以上に出場した赤﨑は現役引退に際し、クラブ公式サイトで胸中を明かした。

「このたび、サッカー選手を引退することを決めました。様々な要因がありますが、サッカーに対して最後まで誠実でありたかったことが一番の理由です。いちき串木野市にある神村学園附属幼稚園でサッカーと出会い、串木野FCへ入団しました。転校した影響でパルティーダ鹿児島にチームを変えて、桜島の灰で泥んこまみれになりながら仲間とサッカーを楽しみ、暗くなったら車のヘッドライトをつけてリフティングの練習をすることもありました。生まれ育った鹿児島を離れて進学した佐賀県立佐賀東高校では、全国大会で活躍する姿を夢見て、陽が上がり陽が落ちるまでボールを蹴る日々で、ひたすらサッカーに没頭していました。多くの人から助言をいただき、筑波大学へ進学し、蹴球部の同期と過ごせた日々は何にも変えがたい時間で、卒業してからも各方面で活躍している仲間の姿が、今でも常に刺激になっています」

「大学卒業と同時に、鹿島アントラーズへ入団させてもらい、そこからガンバ大阪、川崎フロンターレ、名古屋グランパス、ベガルタ仙台、南葛SCと数多くの素晴らしいクラブでプレーさせてもらいました。全てのカテゴリーで指導してくれた監督やコーチ、クラブスタッフ、そして一緒にプレーしてくれた選手の方々に心から感謝しています。そしてクラブだけでなく、住んでいた場所やご縁があり出会えた人のことを好きになり、いつかまた帰ってきたいと思える場所がたくさんできたことが、サッカーが僕にくれた最大のプレゼントです」

「これからについてはゆっくり考えながら進んでいきたいと思います。どんな時も僕を応援し続けてくれた皆さま、僕が所属していたクラブを愛してくれている皆さまに対して、人生をかけて恩返ししていきたいと思っています。皆さま、本当にありがとうございました。最後になりますが、家族のサポートがなければ、僕は大好きなサッカーをここまで続けてこれませんでした。高校時代、全国大会だけでなく、県予選から必ず応援しに会場まで来てくれた家族と親戚のみんな。そして、喜怒哀楽を常に共有してくれた妻と子供たちに感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとう」

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