大躍進の真価を問われるジローナ、国内随一の“魔術師”をレンタル獲得へ…中盤の駒不足改善なるか

2024年1月17日(水)16時54分 サッカーキング

“魔術師”ダルデルにジローナが関心 [写真]=Getty Images

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 大躍進を遂げているジローナは、マジョルカに所属するMFセルジ・ダルデルに関心を寄せているようだ。16日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ラ・リーガ前半戦を15勝3分1敗の2位で折り返したジローナ。総得点数『46』がリーグトップであることからも明白だが、ミチェル監督が仕込んだ超攻撃的なスタイルは、バルセロナと4−2、アトレティコ・マドリードとは4−3と、“3強”とも撃ち合える“火力”を誇ることを証明している。ただ反対に、優勝争いに絡んでくるであろうクラブと比べると層の薄さは懸念点で、特に、傑出したパフォーマンスを発揮しているMFアレイクス・ガルシアを筆頭に、攻撃陣の“導火線”を担う中盤の駒不足感は否めいない。クラブも、今冬に同ポジションを補強する方針で、最終的に失敗に終わったが、ポルトに所属するMFニコ・ゴンサレスの獲得を目指していた。

 そんなジローナが、次なるターゲットに据えているのは、今夏に生まれ故郷のクラブに加入した“魔術師”のようだ。報道によると、ミチェル監督が求める『中盤でプレーできるクオリティ』かつ、『即戦力となり得る選手』に合致した、マジョルカに所属するMFセルジ・ダルデルに白羽の矢を立てたという。すでに相手側にコンタクトを取り、レンタル移籍実現に向けたオファーを提案した模様。買取オプションも付帯されており、ジローナがチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合には、強制的に行使するといった条件が含まれていると報じている。

 またダルデル自身も、ジローナとの契約に前向きとのこと。ラ・リーガ通算261試合出場・22得点26アシストのうち、179試合・16得点20アシストをエスパニョールで記録している同選手は、愛する古巣が本拠を構えるカタルーニャ州での生活を望んでいるという。加えて、プレースタイルとの合致や、リヨン在籍時に出場したチャンピオンズリーグで、もう一度プレーできるチャンスを得られることも要因のようだ。

 21日に行われる第21節セビージャ戦では、前述したアレイクス・ガルシアが出場停止となるように、ここからは累積や負傷などの欠場者が増加する。チームの真価を問われる後半戦を戦い抜くためにも、そして歴史を作るためにも、ダルデルの獲得を実現させたいところだ。

サッカーキング

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